こんにちは!本ブログ運営者のエムログです。
今回はマンチェスターシティに所属するFWアーリング・ハーランドについて深堀をしていきます。ハーランドは「怪物」と呼ばれるほど得点を量産するストライカーです。
そんなハーランドについて理解を深めたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。
基本情報
【身長】 192cm
【生年月日】 1999年9月21日
【出身国】 ノルウェー
【利き足】 左
【ポジション】 FW
【背番号】 9
【市場価値】 8700万ユーロ
主な獲得タイトル
マンチェスターシティ
FAカップ:1回 (22/23)
プレミアリーグ:2回 (23/24・22/23)
Jリーグワールドチャレンジ:1回 (2023)
チャンピオンズリーグ:1回 (22/23)
UEFAスーパーカップ:1回 (23/24)
FIFAクラブワールドカップ:1回 (2023)
ドルトムント
DFBポカール:1回 (21/22)
ザルツブルク
ブンデスリーガ:1回 (18/19)
ザ・アトランティックカップ (2019)
プレー映像
まずはハーランドの魅力に迫るためにプレー映像をご覧ください。
これまでの経歴
2024年現在までのハーランドの経歴を簡単に振り返りましょう。
ブリンFK [2016]
出場試合数 | 16試合 |
得点 | 0得点 |
アシスト | 0アシスト |
ハーランドのトップチームデビューはブリンFKというチームでした。
ここから彼の物語が始まります。
モルデFK [2017-2018]
出場試合数 | 48試合 |
得点 | 19ゴール |
アシスト | 5アシスト |
2017年の2月にハーランドとの契約をモルデFKというチームが発表しました。
この時点でハーランドは18歳でしたが、既に身体つきはしっかりしており、公式戦48試合二出場し19ゴール5アシストと、ストライカーとしての才能を開花させつつありました。
そして、この結果を受けたレッドブルグループの開発部門責任者であるラルフ・ラングニックがハーランド獲得に名乗りを上げることになります。
RBザルツブルク [2018-2019]
出場試合数 | 27試合 |
得点 | 29得点 |
アシスト | 5アシスト |
レッドブルグループであるRBザルツブルクは5年契約でハーランドを獲得しました。
この当時、RBザルツブルクには南野拓実やファン・ヒチャンらが所属しており、ハーランドを加えた3枚の攻撃陣は強烈でした。
19/20シーズンのチャンピオンズリーグではハットトリックを達成。その年齢が19歳58日で、CL史上で3番目に若い年齢でのハットトリックとなりました。
このRBザルツブルク時代にハーランドの名が世界にとどろきはじめます。
ボルシア・ドルトムント [2019-2022]
出場試合数 | 89試合 |
得点 | 88得点 |
アシスト | 19アシスト |
推定2200万€の移籍金でボルシア・ドルトムントへ移籍したハーランド。
さっそくデビュー戦からハットトリックを記録するなど、すぐさまドルトムントの顔となりました。
プレースタイルは「身体能力を活かしたゴールゲッター」。まさに現在のマンチェスターシティでのハーランドを形作った時期でした。
ドルトムントには約3年所属していましたが、どのシーズンもゴールを量産しました。(19/20シーズン16ゴール、20/21シーズン41ゴール、21/22シーズン29ゴール)
また、ノルウェー代表としても輝きを放ったハーランドは、ドルトムント在籍時の約三年間で12試合16得点1アシストを記録しました。
そうして世界屈指のストライカーに成長したハーランドは、更なる進化を求めてマンチェスターシティに移籍します。
マンチェスターシティ [2022-2025]
出場試合数 | 98試合 |
得点 | 90ゴール |
アシスト | 15アシスト |
世界の名だたるクラブがハーランドの獲得に名乗りを上げる中、マンチェスターシティが6000万ユーロの移籍金をかけてハーランドを獲得しました。
他リーグで活躍した選手がプレミアリーグという舞台では通用しないことも多々ある中、ハーランドはすぐさまチームにフィットしました。そして得点の勢いはさらに加速していきます。
移籍初年度の第6節のアストンヴィラ戦でゴールを決めると、プレミアリーグ史上最速となる10ゴールに到達しました。
その勢いはとどまることを知らず、シーズンが終わってみると53試合52得点。プレミアリーグでも十分通用することを結果で示しました。
アーリング・ハーランドの魅力
【アーリング・ハーランドの魅力①:圧倒的なゴールへの嗅覚】
Embed from Getty Imagesハーランドのゴールへの嗅覚は異常なほどに高いです。
身体能力が注目されがちなハーランドですが、そのポジショニングや動き方が生粋のストライカーです。味方のシュートへの反応、クロスボールのこぼれ球など、あらゆることを想定して動いています。そういった、必ずしも個の能力で突破しないところが得点量産の背景にあります。
ハーランドを観察していると、試合を通してほとんど消えている時間帯というのが多くあります。これだけ得点を量産していると、試合中はハーランドから目を離せない状況だと思われがちですが、意外とそうでもないのです。
特に、マンチェスターシティのような相手コートに終始押し込むようなチームではハーランドの影が薄くなっています。それは裏へ抜けるスペースがなく、ポストプレーが多くなるからです。
それでも試合が終わってみると2点、3点取っているのがハーランド。
嗅覚を活かした一瞬の動きで相手を欺き得点します。まさに生粋のストライカーです。
また、得点の匂いがするスペースにランニングすることが上手く、見方からしても非常に使いやすい選手になっています。FWの選手であれば裏へ抜けてスルーパスを受け取ることは必須になりますが、どのタイミングで抜けるかはその選手のセンス次第です。
その点、ハーランドが裏抜けするタイミングは絶妙で、オフサイドにもかかっている印象はありません。
【アーリング・ハーランドの魅力②:世界トップのフィジカル】
Embed from Getty ImagesFWの選手でフィジカルに長けている選手はごまんといます。その中でも頭一つ抜けているのがハーランドです。
特に印象的なのが22/23シーズンの13節対ブライトン戦です。ハーランドがGKエデルソンからのパスを最前線で受け取ったシーン。裏へ抜けたボールが相手GKに向かって転がっていきますが、ハーランドがそのGKをかわし、無人のゴールにシュートを放とうとしました。しかし、ブライトンの長身CBアダム・ウェブスターがハーランドめがけてタックルを仕掛けます。ハーランドはピクリとも動きませんでした。一方のウェブスターは吹っ飛ばされるように転倒し、ハーランドのゴールを許すかたちになりました。
191cmのウェブスターが勢いをもってタックルをしたのにも関わらず、ビクともしなかったハーランドのフィジカルは間違いなく世界トップと言えるでしょう。
その世界トップのフィジカルを活かしたポストプレーも巧みにこなします。ポストプレーは相手DFを背負った状態で見方からのパスを受けることになりますが、ハーランドのフィジカルを上回れる選手はそうはいません。そのため、ハーランドに預けられたボールは必ずと言ってよいほど、味方のもとに届けられます。
そんなフィジカルをいかしたポストプレーもハーランドの魅力です。
【アーリング・ハーランドの魅力③:スピード】
Embed from Getty Images23/24シーズンの「プレミアリーグ最速ランキング」で8位となったのがハーランドです。
その時の瞬間的なスピードは時速36.22kmでした。オリンピックの短距離選手の平均スピードが時速35.4kmと言われているので、瞬間的なスピードだけを見ればハーランドが上回っています。それほど足が速い選手です。(ちなみに1位はカイル・ウォーカーの時速37.31kmでした)
そのスピードを活かした裏抜けは強烈です。カウンター時に少しでも相手DFの背後が空けばそこを突いてくるのがハーランド。裏に抜けてしまえばあっという間にゴール前です。
また、そのスピードはプレスバックをする際にも活きてきます。相手の中盤選手がボールを保持している場合、ハーランドは隙をついてボールを奪取しにいきます。その際のスピード感や迫力は相手選手からするとミスの要因になります。
得点量産体勢は続く
アーリング・ハーランドの魅力をお伝えしていきました。
ハーランドは間違いなくこれからも得点を量産します。現時点(24/25シーズン開幕時)でマンチェスターシティのFWフリアン・アルバレスが移籍を決断したため、ハーランドの稼働率は高まります。
これまでのハーランドの経歴を見ると、1試合におよそ1点を記録しているため、試合に出れば出るほど得点を取れる選手です。
プレミアリーグの強度にも完全に適応しているため、これからの活躍にも目が離せません。
是非アーリング・ハーランドの魅力を踏まえてプレミアリーグを楽しんでください!