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【コビー・メイヌー】のプレースタイルと経歴は? ユナイテッドに希望をもたらす若き才能の魅力とは

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こんにちは!本ブログ運営者のエムログです。

今回はマンチェスターユナイテッドに所属するMFコビー・メイヌーについて深堀をしていきます。メイヌーは若くしてユナイテッドの中盤を託された選手。そのプレーっぷりはとても19歳とは思えません。それほど冷静で周囲の状況を正確に把握しています。既にMFとして完成された選手と言ってもよいでしょう。

そんなメイヌーについて理解を深めたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。

基本情報

【身長】 184cm

【生年月日】 2005年4月19日

【出身国】 イングランド

【利き足】 右

【ポジション】 MF

【背番号】 37

【市場価値】 7200万ユーロ

主な獲得タイトル

マンチェスターユナイテッド

FAカップ:1回 (2023-2024)

カラバオカップ:1回 (2022-2023)

マンチェスターユナイテッドU-18

FAユースカップ:1回 (2021-2022)

プレー映像

まずはメイヌーの魅力に迫るためにプレー映像をご覧ください。

これまでの経歴

2024年現在までのメイヌーの経歴を簡単に振り返りましょう。

マンチェスターユナイテッド下部組織 [2005-2022]

出場試合数74試合
得点8得点
アシスト7アシスト

メイヌーは地元のチードル&ガッドリーFCでキャリアをスタートしました。その後、マンチェスターユナイテッドの下部組織に入団しました。

マンチェスターユナイテッドに入団してからのメイヌーは順調に成長を重ねます。

2016年5月にポーランドで開催されたムラポール・カップに出場し、優勝に大きく貢献します。この時のメイヌーは「背番号10番」を着用していました。

その後も飛び級で上のカテゴリーを経験していきます。2020-2021シーズンは15歳でU-16の試合に出場、同シーズンにU-18の試合に数試合出場など、若くして活躍の場を広げました。この時、メイヌーのポジションは攻撃的MFでした。

2022年5月、下部組織内での評価が高まったこと、トップチームでの怪我人が増加したことを受け、メイヌーはマンチェスターユナイテッド(英1部)とプロ契約を結びます。

マンチェスターユナイテッド [2022-2025]

出場試合数35試合
得点5得点
アシスト1アシスト
※2023-2024シーズンまでの成績

2022年10月のニューカッスル戦にて、メイヌー初のベンチメンバーに選出されます。初出場は2023年1月のチャールトン戦でした。得点やアシストの記録は残せなかったものの、ユナイテッドサポーターからは歓迎される試合となりました。

2023-2024シーズンからはチームの主力に定着します。1年を通じて32試合に出場し、世界で注目される若手選手になりました。

若手として注目されるだけでなく、結果を残すようになります。2024年2月のウルヴズ戦では、劇的決勝弾を決め、その得点が「プレミアリーグ月間最優秀ゴール」に選出されました。その後も、若さを感じさせないプレーを披露し、マンチェスターユナイテッドの中盤を支えています。

プレースタイル

ボランチを主戦場とする選手。1ボランチでの起用は厳しいものの、2ボランチであればベテラン選手と比較しても遜色ないプレーができます。特に、ボールキープ力に優れており、ボールを隠しながらの持ち運び、相手に囲まれた状況からの脱却など、それらを難なくこなします。また、周囲の状況を常に把握しているため、1つ1つのプレーに落ち着きがあります。そのため、プレー判断のミスが少なく、攻撃を停滞させてしまったり、無謀な守備に挑んだりすることは滅多にありません。

コビー・メイヌーの魅力

【コビー・メイヌーの魅力①:成長する守備能力】
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メイヌーは守備が特別うまいわけではありませんが、とにかく最後までボールに食らいつきます。

2ボランチのユニットで守備をしている際は、お互いのバランスを保ちながら相手を捕まえにいきます。捕まえに行く際のオーソドックスな方法としては、インターセプトを最優先事項とし、インターセプトが上手くいかないと判断した場合には前を向かせないプレッシングを行います。

メイヌーはその判断力に優れており、パターン①からパターン②への移行が素早くできます。無理に奪いに行かない守備をするため、リスクを最小限に抑えることができます。チェルシーに所属するMFカイセドや、トッテナムに所属するMFビスマのように、ボール奪取に長けている選手であればある程度のリスクを承知で奪いに行くことができますが、メイヌーはそうではありません。過信をしない選手です。

とはいえ、試合展開を読む力に長けており、その延長で守備時における相手の狙いを推察した動きを見せることがあります。そういった意味で、これから先、メイヌーの守備能力がさらに開花するかもしれません。

【コビー・メイヌーの魅力②:ボールキープ&フィジカル】
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メイヌーは器用な足さばきで相手からボールを隠す力に長けています。近年だと、ポグバのようなイメージです。

ポグバのような背丈はありませんが、ポグバよりも相手をかわしてスッと前に出る力に優れています。その力を活かしてメイヌーはユナイテッドに時間を与えます。カウンターが主体で堅守速攻のユナイテッドにとって、メイヌーの存在は違いを生み出すという意味でも、体力を回復するという意味でも非常に重要です。それほどメイヌーの「いる・いない」はピッチ内では特に効いてきます。

↓メイヌーの推進力を活かしたドリブルからのシュート↓

また、フィジカルにも注目です。メイヌーは若くして引き締まった身体を手に入れており、そのフィジカルはプレミアリーグでも十分通用しています。そのフィジカルが先ほどのボールキープを大きく助けます。

【コビー・メイヌーの魅力③:若くして手にした落ち着き】
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メイヌーの19歳とは思えぬプレー判断は若手の中でも群を抜いています。表情からはあまり読み取ることはできませんが、チームに必要とされていることを淡々とこなします。目立ったシュートやドリブルで相手を置き去りにするなど、わかりやすく「すごい!」というプレーはしませんが、シュートセンス・ドリブルセンスともに高いレベルにあることは間違いないです。

ディフェンスラインから受け取ったボールを的確に配給したり、相手のすきを見て前を向いたりと、ベテラン選手顔負けのプレーを次々と見せます。メイヌーを見ていると、その年齢を忘れてしまうほどです。

そして極め付けは「仕上げのシュート」。ストライカーでも苦労するゴール前での流し込みやシュートを難なくこなします。決して、強いシュートではありませんが、狙いすまされたボールはゴール角に吸い込まれていきます。

↓マンチェスターシティ戦で決めたメイヌーの流し込みシュート↓

これでもまだまだ成長段階

コビー・メイヌーの魅力をお伝えしました。

2005年生まれの若さながら、ベテラン顔負けの落ち着いたプレーを披露しているメイヌー。デビュー時からその落ち着き度合いは変わっておらず、ユナイテッド全体にボール保持の時間を与えています。

しかし、ベテランと比較すると、随所に感じる物足りなさがどうしてもあります。それはまだまだメイヌーが成長段階であり、スケールに欠けていることを示します。

反対に、メイヌーには吸収できる力と時間があります。ユナイテッドの中盤にはカゼミーロやエリクセンがいます。カゼミーロであればタックルの激しさや鋭さ、エリクセンであれば創造性のあるパスや視野の広さ。それらの技術を大先輩から吸収することができます。

それらの技術を身に着けられると期待しているからこそ、サポーターからは「ユナイテッドの希望」として認知されているのです。

是非コビー・メイヌーの魅力を踏まえてプレミアリーグを楽しんでください!

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