選手紹介

【ハドソン=オドイ】のプレースタイルと経歴は? イングランド黄金世代を代表するウィンガーの魅力とは

Embed from Getty Images

こんにちは!本ブログ運営者のエムログです。

今回はノッティンガムフォレストに所属するFWハドソン=オドイについて深堀をしていきます。ハドソン=オドイはチェルシー時代に一定の活躍をした選手で、安定した出場機会を求めてノッティンガムフォレストへ加入しました。苦戦しつつも徐々にチームに溶け込み、フォレストのアクセントになっています。

攻撃関与能力★★★
守備貢献能力★★
サッカーIQ★★
身体能力★★★

そんなハドソン=オドイについて理解を深めたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。

基本情報

【身長】 182cm

【体重】 73kg

【生年月日】 2000年11月7日

【出身国】 イングランド

【利き足】 右

【ポジション】 FW

【市場価値】 20億円

主な獲得タイトル

右にスクロールできます
クラブ/代表大会名獲得回数獲得年度
チェルシーFAカップ1回2017-2018
フロリダカップ1回2023
ヨーロッパリーグ1回2018-2019
チャンピョンズリーグ1回2020-2021
UEFAスーパーカップ1回2021-2022
プレミアリーグサマーシリーズ1回2023
FIFAクラブワールドカップ1回2021
チェルシー U-18U-18プレミアリーグ2回2017-2018・2016-2017
FAユースカップ2回2017-2018・2016-2017
U-18プレミアリーグカップ1回2017-2018
U-17 イングランド代表FIFA U-17 ワールドカップ1回2017

プレー映像

まずはハドソン=オドイの魅力に迫るためにプレー映像をご覧ください。

これまでの経歴

2024年現在までのハドソン=オドイの経歴を簡単に振り返りましょう。

チェルシー下部組織

在籍期間2007-2017
出場試合数57試合
得点28得点
アシスト11アシスト
※U-18/U-19/U-23での合計成績

2007年にチェルシーの下部組織に入団したハドソン=オドイ。下部組織時代からその頭角を現します。15歳でU-18チームに昇格、16歳でU-23チームに昇格。同世代と比較してもこれだけの飛び級を経験した選手は少なく、それだけハドソン=オドイには期待がかかりました。

2017年にトップチームから昇格の声が掛かります。

チェルシー

在籍期間2017-2022
出場試合数119試合
得点16得点
アシスト21アシスト

2017年12月にトップチームに呼ばれ、ベンチスタートで中々出番をもらうことができなかったハドソン=オドイ。ついに2018年1月のFAカップでトップチームデビューを飾ります。トップチームに昇格してからはおよそ1カ月でした。

さらには、その3日後に行われたプレミアリーグにも出場し、徐々にチームに溶け込んでいきます。2018-2019シーズンは24試合5得点5アシストと、上々の滑り出しを記録し、プレミアリーグに名をとどろかせました。

その活躍もあり、2019年の夏にチェルシーと新たに5年契約を結びます。

しかし、出場機会は得られるものの、インパクトのあるプレー・数字を残すことに苦戦します。結果として、2019-2020シーズンは33試合3得点6アシスト、2020-2021シーズンは37試合5得点5アシストと、チェルシーのウィンガーとしては物足りない結果になりました。

次シーズンも28試合3得点5アシストと、だんだんとチェルシー内での信頼度も低下傾向にありました。そんな中、レヴァークーゼン(ドイツ1部)が関心を寄せます。

レヴァークーゼン

在籍期間2022-2023
出場試合数21試合
得点1得点
アシスト1アシスト

2022年8月、レヴァークーゼンへのレンタル移籍が発表されます。

早速試合に出場したハドソン=オドイは、左ウィングで定位置を確保。ムサ・ディアビやシックなどと攻撃を牽引しました。

しかし、結果は1シーズンで1得点1アシスト。新天地とはいえ、苦い経験となりました。

ノッティンガムフォレスト

在籍期間2023~
出場試合数34試合
得点8得点
アシスト2アシスト
※2023-2024シーズン成績

2023年、ノッティンガムフォレスト(イングランド1部)に完全移籍することが発表されました。

人員過多なノッティンガムフォレストで、スタメンの座につくことは困難かと思われました。しかし、その不安を払拭。序盤戦は結果を出すことに苦戦したものの、移籍初年度は34試合8得点2アシスト。申し分ない活躍を見せました。

その後も成長を重ねながらチームを牽引する働きをしています。

表歴(A代表)

出場試合数3試合
得点0得点
アシスト1アシスト
※2024年11月時点

プレースタイル

主に左ウィングを主戦場とする選手。素早いドリブルを得意としており、積極的に相手に仕掛けていきます。狭い場所でのボールキープにも長けているため、ペナルティーエリア付近であってもシュートチャンスまでもっていく力を持っています。ウィンガーとしてまとまった能力は持っていますが、判断力、技術、身体的特徴など、突出した能力は持ち合わせていません。そのため、試合を通して派手なプレーはしませんが、無難なウィンガーとして高いレベルで闘うことができます。

ハドソン=オドイの魅力

【ハドソン=オドイの魅力①:すばしっこいドリブル】
Embed from Getty Images

ハドソン=オドイはドリブルに特徴のある選手で、スピードに乗りながら仕掛けることを得意としています。

一対一でゆっくりと仕掛けるいうよりは、スピードに乗った状態で相手に仕掛け、シンプルに抜き去ります。ドクのようなキレ、サラーのようなスピード、サカのようなテクニックは持ち合わせていませんが、どの能力も平均的に有しており、バランスが取れています。

バランスが取れている分、ボールロストをあまりしない選手で、素早く相手から逃げながらドリブルをします。無理に相手に仕掛けてしまい、追い込まれるような場面もありますが、うまく脱出していることが多い印象です。

まだまだ荒削りな部分はありますが、技術的には平均値以上です。

【ハドソン=オドイの魅力②:確立しつつある巻きのシュート】
Embed from Getty Images

主に左サイドを主戦場とするハドソン=オドイは、カットインからのシュートを得意としています。

これはチェルシーに在籍していた際も同様でした。しかし、チェルシーでは「カットインからのシュート」を自分の形として確立することはできませんでした。

それでも、ノッティンガムフォレストに移籍後、徐々にその形が見えてくるようになり、枠内に入る確率も高くなりました。

一方で、細かいタッチのドリブルにも定評があるハドソン=オドイ。そのドリブルにも磨きがかかっており、ノッティンガムフォレストに移籍後は切れ味が増しています。そのスタイルは、右足でボールを持ちながら、相手が足を出してきたタイミングでボールを離し、スピードを上げて進んでいくというもの。イメージとしては、ボールが常に足元ではなく、やや前方に置いている感じです。このリズムを試合中に作れた際には、シュートシーンに繋がることも多く、得点を匂わせます。

そういった意味で、ハドソン=オドイは成長真っただ中で、巻のシュートにもまだまだ伸びしろがあります。

【ハドソン=オドイの魅力③:時折見せる高難易度パス】
Embed from Getty Images

「あ!」っと驚くパスを時折見せるのがハドソン=オドイです。ピッチ全体を駆け回ることができる選手のため、サイドから内側に入りながらボールを受ける場面があります。その際、FWの動き出しに合わせて正確無比なパスを配給します。

すべての場面で良いパスを配給するわけではありませんが、パスのセンスだけを見れば、見ている場所、配給能力などはピカイチで、一流のパサーにも引けを取りません。しかし、問題なのはその頻度で、感覚でいうと10試合に1度あるかないか。

流動的に動けるハドソン=オドイということを考えれば、もう少し高頻度でも良い気はしますが、ウィンガーということもあって、そう上手くはいかないようです。

ワンランク上へ

ハドソン=オドイの魅力をお伝えしていきました。

ハドソン=オドイは若くして大きな期待を背負い活躍を続けてきました。しかし、チェルシーではもう一伸びができませんでした。結果としては人員が飽和状態にあったチェルシーでは序列が低下してしまい、ノッティンガムフォレストに移籍となりました。

移籍後は何かが解き放たれたかのように活き活きとフットボールを楽しみ、結果も出しています。そして、自身の特徴をうまくチームに反映することを覚えました。

これから先、ハドソン=オドイのポテンシャルがさらに引き出され、サラーやサカに並ぶ存在になるのか注目です。

是非ハドソン=オドイの魅力を踏まえてプレミアリーグを楽しんでください!

【モーガン・ギブズ=ホワイト】のプレースタイルと経歴は? ウルヴズを去った男の魅力とは Embed from Getty Imageswindow.gie=window.gie||function(c){(gie.q=gi...