選手紹介

【ドミニク・ソランケ】のプレースタイルと経歴は? 攻撃を活性化させる点取り屋の魅力とは

Embed from Getty Images

こんにちは!本ブログ運営者のエムログです。

今回はトッテナムに所属するFWドミニク・ソランケについて深堀をしていきます。長きにわたってボーンマスを牽引してきたソランケ。2024-2025シーズンに満を持してトッテナムへ移籍しました。ボーンマスでの印象が強いソランケですが、過去にはチェルシーやリヴァプールなど、複数の名門クラブを渡り歩きました。また、日本好きとしても知られています。

攻撃関与能力★★★★★
守備貢献能力★★★
サッカーIQ★★★
身体能力★★★★

そんなドミニク・ソランケについて理解を深めたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。

基本情報

【身長】 187cm

【体重】 80kg

【生年月日】 1997年9月14日

【出身国】 イングランド

【利き足】 右

【ポジション】 FW

【市場価値】 62億円

主な獲得タイトル

右にスクロールできます
クラブ/代表大会名獲得回数獲得年度
リヴァプールプレミアリーグアジアトロフィー1回2017
U-20 イングランド代表FIFA U-20 ワールドカップ1回2017
U-20 4ネイションズトーナメント1回2017
チェルシープレミアリーグ2回2016-2017・2014-2015
カラバオカップ1回2014-2015
チェルシー U-19UEFAユースリーグ1回2014-2015
U-17 イングランド代表UEFA U-17 チャンピョンシップ1回2013-2014

プレー映像

まずはドミニク・ソランケの魅力に迫るためにプレー映像をご覧ください。

これまでの経歴

2024年現在までのドミニク・ソランケの経歴を簡単に振り返りましょう。

チェルシー下部組織

在籍期間2004-2014
出場試合数16試合
得点14得点
アシスト0アシスト
※U-19/U-23での合計成績

ソランケは2004年にチェルシーの下部組織に入団します。当時から前線の選手として起用されていたソランケは、圧倒的な得点力で自身の存在価値を示します。

そんな下部組織で躍動するソランケに目を付けたのが、当時チェルシーを指揮していたジョゼ・モウリーニョ監督。モウリーニョからの声がかかり、トップチーム(イングランド1部)での活動が始まります。

チェルシー

在籍期間2014-2017
出場試合数1試合
得点0得点
アシスト0アシスト

2014年10月に行われたチャンピョンズリーグのNKマリボル戦でトップチームデビューを果たします。しかし、同シーズンはその試合以降で出場機会がなく、2015-2016シーズンはフィテッセ(オランダ1部)にレンタル移籍をします。

フィテッセ

在籍期間2015-2016
出場試合数26試合
得点7得点
アシスト1アシスト

オランダの地にやってきたソランケ。秘めていた実力を開花させます。すぐにスタメンに抜擢されると、シーズン26試合7得点1アシストの活躍。長らくゴールから遠ざかっていたストライカーにとって貴重な在籍期間となりました。

フィテッセでの1シーズンを終えると、チェルシーに復帰します。しかし、トップチームではなくU-23での出場がメインとなりました。

そんなソランケは2017年5月にリヴァプール(イングランド1部)との契約が発表されます。

リヴァプール

在籍期間2017-2019
出場試合数32試合
得点4得点
アシスト1アシスト
※U-23での成績含む

2017-2018シーズンはトップチームでの出場試合数が27試合、U-23での出場が3試合と、それぞれのカテゴリーでプレーしました。しかし、各カテゴリー合計30試合で2ゴールと、ストライカーとしては物足りない成績でシーズンを終えました。

続く2018-2019シーズンはトップチームでの出場はなく、U-23でのプレーに専念することになります。結果的には半年で2試合2得点を記録しましたが、2019年1月にAFCボーンマス(イングランド1部)への移籍が発表されました。

AFCボーンマス

在籍期間2019-2024
出場試合数216試合
得点77得点
アシスト28アシスト

ボーンマスに加入後、早速スタメンとして出場することになったソランケ。2018-2019シーズンの残り10試合に出場します。この10試合で得点に絡むことはありませんでしたが、確かな信頼を勝ち取り、2019-2020シーズンからはスタメンから外せない選手として活躍することになります。

移籍2年目となる2019-2020シーズンはボーンマスの降格が決定となるも、ソランケは36試合4得点1アシストを記録し、トップリーグでの強度に適合していきます。続くチャンピョンシップ(イングランド2部)での2020-2021シーズンは、45試合15得点の活躍。チームは6位フィニッシュとなりましたが、得点力にさらなる磨きをかけました。

さらに2021-2022シーズンは48試合30得点7アシストを記録。ボーンマスを再びプレミアリーグの舞台に引き上げます。自身4度目のプレミアリーグ挑戦の年となった2022-2023シーズンは35試合7得点7アシストを記録。複数のビッグクラブから獲得の声が上がり始めます。

続く2023-2024シーズンはキャリアで2番目に高い21得点を42試合で達成し、クラブを12位にまで押し上げました。同シーズンの12月にはリーグ最優秀選手賞を受賞しています。

2024年8月、ついにビッグクラブとの契約締結が発表されます。行先はロンドンの名門トッテナム(イングランド1部)でした。

トッテナム

在籍期間2024~

約130億円もの移籍金でトッテナムに加入したソランケ。契約は6年の長期契約。トッテナムは2023-2024シーズンにエースストライカーであったFWハリー・ケインをバイエルンに引き抜かれており、エース不在のチームでした。

そんな中、加入したソランケには昨シーズンに記録したようなゴール数が期待されました。加入後すぐにスタメンに名を連ね、チームの攻撃を活性化させています。

代表歴(A代表)

出場試合数3試合
得点0得点
アシスト1アシスト
※2024年12月時点

プレースタイル

主にCFでプレーする選手。場合によってはトップ下でもプレー可能です。状況に応じたポジショニングが得意で、気の利いた動き出しやパスの配給で攻撃を活性化させます。フィニッシュワークも世界のストライカーと比較しても遜色なく、一定数のゴールは計算できる選手です。フィニッシュワークのかたちとしては「クロスに飛び込んでヘディング」「こぼれ球の押し込み」など、泥臭いプレーが多く、ペナルティーエリア付近で違いを生み出します。泥臭さとは反して知的なプレーが得意なのもソランケの魅力。絶妙な背後へのランニングで味方にスペースを供給、トップ下まで降りて試合のリズムを創造、コースを限定しながらの守備など、攻守においてバランスよく活躍できます。

ドミニク・ソランケの魅力

【ドミニク・ソランケの魅力①:得点の匂いがするポジショニング】
Embed from Getty Images

ソランケはトッテナムに加入するまで、トップチームでの出場が270試合あります。そのうち、得点が85、アシストが30と、合計して115のゴールに関与しています。これは出場した試合の約43%で結果を残しているということです。

そんなソランケが得意とするのは「ゴール前でのポジショニング」。味方の上げるクロスボールの位置、中盤選手の意図を正確にキャッチし、ポジションをとります。その際、ソランケの比較的大柄な身体と力強いパワーを活かしてポジションを譲りません。結果的に、「待ってました」と言わんばかりのボールがソランケの前に転がってきます。

また、味方の打ったシュート、ゴール前でのルーズボールにもいち早く反応します。常にプレジャンプと呼ばれる予備動作をしており、これにより相手よりも先に反応することができます。プレジャンプはハーランドなどの世界的なストライカーも取り入れており、ソランケもその1人といえます。

【ドミニク・ソランケの魅力②:ゴール前での質の高さ】
Embed from Getty Images

ゴール前でのソランケには落ち着きがあります。ボーンマス時代、ソランケ頼みのクロスボールが何度も上げられました。その種類も色々で、グラウンダーの速いクロス、ゆっくりと弧を描くクロスボールなど、決してゴールの匂いがするクロスボールばかりではありませんでした。しかしそれでも決めてしまうのがソランケ。

グラウンダーの速いクロスには優しくインサイドで合わせ、弧を描くクロスに対しては持ち前のポジショニングと身体能力でカバーします。時には後ろ足で合わせたり、ダイビングヘッドをしたりと、イレギュラーなプレーにも対応可能です。

また、ペナルティエリア内でボールを受けた際の落ち着きも一級品で、反転してからのシュート、DFの股を通すシュート、タイミングを遅らせるシュートなど、一癖あるプレーも冷静にこなします。

【ドミニク・ソランケの魅力③:一列降りての試合構築】
Embed from Getty Images

ソランケは器用な選手なため、トップ下に落ちてプレーすることもあります。その際、攻撃の潤滑油として効果的に機能します。

変にボールを持ちすぎることもないため、攻撃が停滞することはありません。また、チャンスと見れば自ら反転を行い、そのままゴール前までボールを運ぶこともします。スピードもこれといった弱点ではなく、スピード勝負にも果敢に挑戦します。

また、ソランケはフィジカル的にも優れている選手のため、ビルドアップの逃げ道となることもあります。比較的大柄な相手CBと対峙しても全く臆することなくプレーできます。そのため、一度ボールを収めてしまえば、味方に落とす、ファールをもらうなど、多彩な選択肢から選ぶことができるため、相手DFからすれば収めさせないことがポイントになります。

ホットライン形成まで

ドミニク・ソランケの魅力をお伝えしました。

2024-2025シーズンにトッテナムに加入したソランケ。ボーンマス時代には、MFビリングとのホットラインが形成されていました。互いに得点・アシストを記録し、ボーンマスを引っぱっていく存在でした。

一方のトッテナムにはMFマディソンが在籍しています。ビリングとタイプは違えど、よりアシスト能力に長けており、ストライカーの動きを見逃しません。そういった意味で、攻撃を引き立たせるソランケから、得点量産型のソランケに移行できるかもしれません。2024-2025シーズンからのソランケの得点数に注目です。

是非ドミニク・ソランケの魅力を踏まえてプレミアリーグを楽しんでください!

【ソンフンミン】のプレースタイルと経歴は? アジアNo.1プレイヤーの魅力とは Embed from Getty Imageswindow.gie=window.gie||function(c){(gie.q=gi...