こんにちは!本ブログ運営者のエムログです。
今回はイプスウィッチタウンに所属するFWオマリ・ハッチンソンについて深堀をしていきます。ハッチンソンはアーセナルの下部組織出身選手で、若くして期待されていた存在でした。その後はライバルクラブであるチェルシーの下部組織に入団するなど、出場機会を貪欲に求めてきた選手です。そして、ようやく2023-2024シーズンにその実力をイングランドに見せつけました。
攻撃関与能力 | ★★★★ |
守備貢献能力 | ★★★ |
サッカーIQ | ★★ |
身体能力 | ★★ |
そんなオマリ・ハッチンソンについて理解を深めたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。
基本情報
【身長】 174cm
【体重】 66kg
【生年月日】 2003年10月29日
【出身国】 ジャマイカ/イングランド
【利き足】 左
【ポジション】 FW
【市場価値】 12億円
主な獲得タイトル
特になし
プレー映像
まずはオマリ・ハッチンソンの魅力に迫るためにプレー映像をご覧ください。
これまでの経歴
2024年現在までのオマリ・ハッチンソンの経歴を簡単に振り返りましょう。
チェルシー下部組織
在籍期間 | 2008-2012 |
2008年にチェルシーの下部組織でキャリアをスタートさせたハッチンソンは、3年間の在籍期間を経てチャールトンの下部組織に入団します。
チャールトン下部組織
在籍期間 | 2012-2014 |
チャールトン所属時には、頭角を現しつつあったハッチンソンですが、2年後に退団を決意。さらなるステップアップを求めて、トッテナム、ブレントフォードなどのセレクションを受けましたが、その願いは叶いませんでした。
アーセナル下部組織
在籍期間 | 2015-2020 |
出場試合数 | 46試合 |
得点 | 17得点 |
アシスト | 13アシスト |
一度、フットボールから離れる時期があったというハッチンソン。2015年に満を持してアーセナルの下部組織に入団します。
みるみる成長を重ねたハッチンソンは、U-18の2020-2021シーズンに23試合9得点7アシストの大暴れ。その活躍が評価され、2020年にアーセナル(イングランド1部)とプロ契約を結びます。
アーセナル
在籍期間 | 2020-2022 |
出場試合数 | 0試合 |
得点 | 0得点 |
アシスト | 0アシスト |
アーセナルとプロ契約締結後も下部組織での活動がメインとなったハッチンソンは、2021-2022シーズンもU-18とU-23の世代別で結果を残します。
この結果を受けたアーセナルは、ハッチンソンを2022年1月のFAカップ3回戦に召集します。惜しくも出場はありませんでしたが、トップチームへの道が開かれた瞬間でもありました。
ハッチンソンは高いレベルでのトップチーム経験を求め、古巣チェルシー(イングランド1部)に完全移籍で復帰します。
チェルシー
在籍期間 | 2022-2023 |
出場試合数 | 30試合 |
得点 | 8得点 |
アシスト | 9アシスト |
チェルシー加入直後は下部組織でのプレーがメインとなりましたが、世代別で再び大暴れ。下部組織では28試合に出場し、8得点9アシストと、チームを牽引する立ち位置になりました。
その後、2023年1月にトップチームに合流します。2022-2023シーズンの第19節マンチェスターシティ戦に途中交代でプロデビュー記録。
しかし、デビュー戦と合わせて2試合のみの出場にとどまったハッチンソンは出場機会を求めてレンタル移籍を選択します。行先はイプスウィッチタウン(イングランド2部)でした。
イプスウィッチタウン
在籍期間 | 2023~ |
出場試合数 | 50試合 |
得点 | 11得点 |
アシスト | 5アシスト |
2023-2024シーズンの夏移籍でイプスウィッチタウンに加入したハッチンソンは早速プレーで見せます。キレのあるドリブルと、素早いフィニッシュワークで攻撃陣を牽引。監督やサポーターから絶大な信頼を勝ち取りました。
その結果、イングランド1部への昇格が決まります。
2024-2025シーズンはハッチンソンにとってプレミアリーグ3度目の挑戦となりました。
代表歴(A代表)
出場試合数 | 2試合 |
得点 | 0得点 |
アシスト | 0アシスト |
プレースタイル
主に左ウィングでプレーする選手。左利きの独特の空気感を持ち、アジリティの高いドリブルを得意としています。プレースタイルとしては流動的で、内側に入りながらボールを受けることもしばしば。その際、アジリティ能力を活かした反転が魅力的で、イプスウィッチタウンの攻撃にスイッチを入れます。シュート精度、クロスボールなどはもう一伸びほしいところですが、シュートに至るまでの過程、クロスボールを上げるまでの過程は非常に洗礼されており、一流の選手と比べても全く引けを取りません。
オマリ・ハッチンソンの魅力
【オマリ・ハッチンソンの魅力①:アジリティの高いドリブル】
Embed from Getty Images右ウィングで出場することの多いハッチンソンは、キレキレのドリブルを披露します。
身長も高くなく、身体全体のバランスが良いため、凄まじいアジリティ能力を持っています。これにより、相手DFの対応に応じた進路変更をすることができます。
また、ウィンガーとしてのテクニックも兼ね備えているため、能動的に仕掛けることもできます。特に、シザースとボディーフェイントを駆使して行うドリブルは、一度逆を突かれてしまったDFが追いつくことはできません。
シンプルに縦にボールを逃して走力で相手をいなす、というよりはタッチ数を増やして相手を翻弄し、ギリギリのタイミングで逆をついて抜いていきます。足を出されてボールを突かれる場合もありますが、持ち前の「早い切り替え」ですぐにボール奪取を試みます。そのため、攻守においてアジリティが発揮される選手といえます。
【オマリ・ハッチンソンの魅力②:反転の速さと技術】
Embed from Getty Images身軽なハッチンソンは反転の速い選手です。左ウィングとしてプレーしますが、内側に入ってボールを受けにくる選手です。そのため、よりマークの厳しい場所でプレーすることになります。しかし、ハッチンソンの反転はそのようなことを一切問題にしません。
後ろから来たボールを柔らかいタッチで止め、次のタッチで早速背負っているDFを抜きにかかります。その際、ボディーフェイントをいれるため、DFの重心がどちらかに傾きます。ハッチンソンはその重心が整う前にボールを前方へ逃し、スタートを切ります。このテンポ感で反転をできる選手はほとんどいないため、DFとしては相当厄介な存在になります。
また、反転してからのドリブルのコース取りがうまく、置き去りにしたDFのちょうど背後を取りに行きます。そのため、DFは身体を当てることができず、完全に無効化されてしまいます。
この反転技術はシュートモーションに入る際、ドリブルを開始する際にも応用もされているため、ハッチンソンのアジリティの高さをより際立たせています。
数字を残せるか
オマリ・ハッチンソンの魅力をお伝えしました。
ようやくプレミアリーグの舞台で安定した出場機会をもらったハッチンソン。昇格を決めてからもその活躍は続いており、イプスウィッチタウンの要になっています。
ハッチンソンにボールが渡ればワクワクするドリブルを披露し、チャンスに繋げてくれます。あとは数字を残すだけです。
是非オマリ・ハッチンソンの魅力を踏まえてプレミアリーグを楽しんでください!