こんにちは!本ブログ運営者のエムログです。
今回はマンチェスターユナイテッドに所属するGKアンドレ・オナナについて深堀をしていきます。オナナはユナイテッドに加入してから約2年となりますが、はやくも絶対的な地位を確立しました。
そんなオナナについて理解を深めたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。
基本情報
【身長】 190cm
【生年月日】 1996年4月2日
【出身国】 カメルーン
【利き足】 右
【ポジション】 GK
【背番号】 24
【市場価値】 3500万ユーロ
主な獲得タイトル
マンチェスターユナイテッド
FAカップ: 1回 (23/24)
インテル
スーパーカップ:1回 (22/23)
コパイタリア:1回 (22/23)
アヤックス
スーパーカップ:1回 (19/20)
エールディビジ:3回 (21/22・20/21・18/19)
KNVB Cup:2回 (20/21・18/19)
プレー映像
まずはアンドレ・オナナの魅力に迫るためにプレー映像をご覧ください。
これまでの経歴
アンドレ・オナナの魅力をもっと深く知るためにも、2024年現在までの経歴を簡単に振り返りましょう。
バルセロナ下部組織[2010‐2015]
10代のころから身体能力を活かしたGKとして輝いていたオナナはサミュエル・エトー・アカデミーからバルセロナに移籍しました。その年齢は14歳。バルセロナのスカウト網にも驚きです。
そこからトップチームデビューとはならず、コルネジャーのユースチーム、ビスタ・アレグレのトップチームにレンタルされていました。
その後、アヤックスに入団することになります。
アヤックス[2015-2022]
オナナはこの8年間アヤックスに所属していました。他の選手の経歴を見ても同じクラブにこれだけ長い期間所属していることは珍しいことです。
加入後すぐにアカデミーチームでデビューを飾りました。さらには同シーズンにトップチームのベンチ入りを果たすなど、ぐんぐんと成長していきました。
16/17シーズンには46試合に出場、17/18シーズンには38試合に出場、18/19シーズンには55試合に出場など、この期間になるとすっかりアヤックスの正GKになりました。アヤックスの代名詞でもあったビルドアップから攻撃に繋げるフットボールの立役者の一人になりました。
しかし、2020年10月に尿検査でドーピング違反を疑われ、約1年間はアヤックスでのフットボールが許されない状況になりました。
その件も重なるかたちで契約が満了となり、アヤックスでの選手時代は終わりを迎えました。
インテル[2022‐2023]
インテルに5年契約で移籍を果たし、41試合に出場しました。その間、コッパ・イタリアとスーペルコッパ・イタリアーナを取り、リーグ戦3位で終えました。
それまでインテルの絶対的守護神だったハンダノビッチを退いてのスタメン起用ということもあり、欧州がオナナの動向をチェックするようになりました。
マンチェスターユナイテッド[2023‐2025]
GKデ・ヘアの退団がユナイテッドサポーターにとって解放でもあり悲しみでもありました。これまで長い期間、ユナイテッドのゴールを守り抜いてきたレジェンド。一方で時代にそぐわないプレースタイルは批判の的でもありました。
そんな中、オナナの移籍が決まりました。シーズン当初はオナナのプレーが原因で失点をすることもありました。オナナ本人もシーズン初めはフィットに苦労したと語っています。
それから試合を重ねていくごとにフィットし、現代フットボールをユナイテッドに持ち込んだ一人となりました。
プレースタイル
ビルドアップでは積極的に前に出てパス回しに参加します。その落ち着きや判断力も優れており、味方に時間を与えます。また、相手のプレッシングが素早く的確な場合、それを瞬時に察知して相手DFライン背後までボールを配給します。セービング面では瞬発力を活かしたシュートストップが得意で、至近距離からのシュートにも対応します。
アンドレ・オナナの魅力
【アンドレ・オナナの魅力①:落ち着いたビルドアップ】
Embed from Getty Imagesオナナは現代フットボールに必要な「ビルドアップ能力」を持ちます。
相手のプレッシャーが素早く、的確であったとしても味方にパスをつなぐ能力に長けています。オナナの移籍とともにかつての盟友リサンドロ・マルティネスが加入したことも彼にとっておおきかったと思います。
これまでデ・ヘアがゴールマウスを守っていましたが、ビルドアップではかなり苦戦していました。
そんなウィークポイントをあっさり解決したのがオナナです。それも、ただパスを繋ぐだけではなく、相手のDF背後が空けばロングフィードで攻撃参加もします。
24/25シーズンに関してはバック4がすべて元アヤックスということもあり、ビルドアップ面、そこからの攻撃参加も多くみられるかもしれません。
【アンドレ・オナナの魅力②:身体能力を活かしたシュートストップ】
Embed from Getty Images反射神経抜群のセービングは世界でもトップクラスです。至近距離でのシュートストップは一流選手であっても2本に1本止めることができればヨシです。
しかし、オナナは止めます。それくらいシュートストップに長けている印象があります。また、もう一回起き上がってセービングすることも得意で、それは身体能力の高い証です。
アフリカ系の選手は身体能力が高い選手が多くいますが、欧州で活躍している純粋なアフリカ系の選手はわずかです。その中でもGKとして活躍するのはほんのわずかです。
その差として身体能力を活かせるかどうか。オナナは確実に自身の身体を使いこなしており、味方、相手問わずアッと驚くセービングを見せます。
【アンドレ・オナナの魅力③:気さくな性格】
Embed from Getty Imagesオナナは気さくな性格で有名です。
それは異なるリーグですぐに結果を出してきたオナナの真髄かもしれません。いくら能力の高い選手であっても、選手・監督・サポーターから信頼を得なければ出場することはできません。
その点、オナナの親しみやすい人柄は周囲の人間に安心感を与えているのかもしれません。
新守護神としての地位を確立
アンドレ・オナナの魅力をお伝えしていきました。
短期間で結果を残し、チームに溶け込むオナナの姿からは「新守護神」としての面影を見て取れます。
長年、デ・ヘアが支えてきたゴールマウスを譲り受けた存在としてプレッシャーのかかるオナナですが、これまでの経歴やプレーを見る限り、期待して間違いない選手です。
そして、これからの活躍によってサポーターからも長く愛される選手になることでしょう!
是非アンドレ・オナナの魅力を踏まえてプレミアリーグを楽しんでください!