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【ベルント・レノ】のプレースタイルは?ドイツNo.3ゴールキーパーの魅力とは

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こんにちは!本ブログ運営者のエムログです。

今回はフラムに所属するGKベルント・レノについて深堀をしていきます。アーセナルで一時代を築いた選手で、現在はフラムでゴールマウスを託されてる選手です。

そんなレノについて理解を深めたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。

基本情報

【身長】 190cm

【生年月日】 1992年3月4日

【出身国】 ドイツ

【利き足】 右

【ポジション】 GK

【背番号】 1

【市場価値】 2100万ユーロ

主な獲得タイトル

アーセナル

FAカップ:1回

フロリダカップ:1回

エミレーツカップ:1回

コミュニティシールド:1回

ドイツ代表

コンフェデレーションズカップ(2017):1回

プレー映像

まずはベルント・レノの魅力に迫るためにプレー映像をご覧ください。

これまでの経歴

2024年現在までのレノの経歴を簡単に振り返りましょう。

VfBシュツットガルト[2009-2012]

出場試合数56試合

ベルント・レノはこの約3年間、VfBシュツットガルトに所属していました。

しかし、トップチームデビューを飾ることができず、出場はありませんでした。

そして、2012年からレヴァークーゼンにレンタル移籍をすることになります。

レヴァークーゼン[2012-2018]

出場試合数304試合
アシスト1アシスト

レンタルでレヴァークーゼンに移籍したレノですが、すぐさまブンデスリーガでデビューすることになります。当時レノは19歳の若さでした。

現代のフットボールにおいては10代のころからトップチームデビューを飾ることは珍しくありませんが、その当時は10代の若さかつGKというポジションで抜擢されることは相当珍しい出来事だったと思います。

結果的にはデビューを飾るのみならず、チームの守護神として活躍し、定位置を確保しました。この年にチャンピオンズリーグの舞台も経験しています。

それ以来、レヴァークーゼンでは年通算40試合以上の出場を5年継続しました。

怪我の少ないポジションではありますが、その若さで見せた実力、将来性がレノの出場機会を確保したのです。

アーセナル[2018-2022]

出場試合数125試合

2018年の夏移籍でアーセナルへとステップアップをします。

その当時、アーセナルのゴールマウスには今やチェルシーのレジェンドとして語り継がれる「ペトル・チェフ」がいました。レノにとっては憧れの存在でもありましたが、手ごわいライバルでもありました。

そんな中、移籍して間もなくチェフの怪我が発表されました。そしてゴールマウスを託されたレノ。

久々の馴染みのない土地でのデビューとなりましたが圧巻のパフォーマンスを披露しました。その当時、レノは26歳という年齢でした。油ののっている時期ということもあり、「この千載一遇のチャンスを逃すまい」と気迫あふれるプレーでサポーターの信頼を得ました。

その後、チェフの怪我が回復しますが、レノはその座を譲りませんでした。最終的にはプレミアリーグ32試合に出場し、その後はアーセナルの新守護神としてゴールマウスを託されました。

フラム[2022-2025]

出場試合数78試合
※22/23シーズン、23/24シーズン合計成績

その後、アーセナルにイングランド代表GK1のアーロン・ラムズデールが加入すると、レノの出場機会が減りました。

その要因は明確で、「ビルドアップ能力」。

ラムズデールはビルドアップ能力が非常に長けており、現代フットボールにおける理想のGK像でした。レノの年齢も踏まえると移籍のタイミングだったのかもしれません。

そんなレノが移籍先に選んだのが同じプレミアリーグに在籍する「フラム」。

1部と2部を行き来するエスカレーターチームでしたが、実績のあるレノの加入はフラムにとって大きな意味を持ちました。

フラム加入後も安定して出場機会を確保したレノは、22/23シーズンに37試合、23/24シーズンに41試合と、フラムでも守護神の座を獲得しました。

プレースタイル

守備に特化したGK。特化しているといっても常にゴールに張り付いているような選手ではありません。必要に応じて相手の裏パスなどには対応します。守備的というのは主にビルドアップ時に見られます。積極的にビルドアップに参加するタイプの選手ではありません。とはいえ、キックの正確性や判断はプレミアリーグでも通用するレベルです。

ベルント・レノの魅力

【ベルント・レノの魅力①:一味違う瞬発力】
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レノはシュートストップに長けたGkです。

ドイツ人GKの「姿勢の良い体勢」からスムーズにボールにアプローチします。

特にレノはボールへの最短距離でのアプローチに長けており、そのフォームが綺麗に見えます。

「綺麗!?」「綺麗だからなに?」と思われた方もいるかもしれません。GKにとってのシュートストップ時のフォームの綺麗さはその後の体勢の修正に直結します。

つまり、フォームが綺麗であれば、地面に落下した際の受け身をしっかりとることができ、結果としてすぐに起き上がってプレーを再開することができるのです。

それがレノの特徴であり、シュートストップに長けたGKである証だと思います。

【ベルント・レノの魅力②:安定感】
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安定感はGKにとって必須になります。特に現代フットボールでは自陣後方から繋ぐフットボールが主流になっており、CBやGKがボールに触れる機会が増えています。それに伴い、相手FWやMFは前線からプレッシャーをかけ、前線でボールを奪うことを試みます。

すると、CBやGKのパスミスや判断ミスが失点に直結してしまいます。そういった意味ではGKがチームに安定感をだすことは容易ではありません。

そんな中、レノは目立ったミスをしない印象があります。レノはいわゆるビルドアップ型のGkではありませんが、プレス回避や判断力は良いと思います。

短い距離のパスをCBにあてることはあまり好みませんが、中距離パスを味方につけることでボールは失わず、自陣ゴールからは遠ざけることができます。

そのため、レノのミスが直接ゴールに関与してしまう事象を回避しているのかもしれません。

プレー強度を維持できるか

ベルント・レノの魅力をお伝えしていきました。

レノは32歳(2024年10月時点)という年齢ながら、それを感じさせないプレーを継続しています。

プレミアリーグ屈指のGKというわけではありませんが、フラムの躍進を支える重要な役割を担っています。GKというポジションはフィールドのポジションに比べて長く続けやすいポジションです。

そんなGKというポジションでレノが長く活躍してくれることを期待しましょう!

是非ベルント・レノの魅力を踏まえてプレミアリーグを楽しんでください!