こんにちは!本ブログ運営者のエムログです。
今回はアーセナルに所属するFWブカヨ・サカについて深堀をしていきます。サカはボールを持てば必ずチャンスを生み出す選手。それほど、左足の技術が卓越しており、期待感を抱かせる選手です。アーセナルが誇るアカデミー生の1人です。
攻撃関与能力 | ★★★★★ |
守備貢献能力 | ★★★ |
サッカーIQ | ★★★★ |
身体能力 | ★★★ |
そんなサカについて理解を深めたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。
基本情報
【身長】 178cm
【体重】 72kg
【生年月日】 2001年9月5日
【出身国】 イングランド
【利き足】 左
【ポジション】 FW
【市場価値】 220億円
主な獲得タイトル
クラブ/代表 | 大会名 | 獲得回数 | 獲得年度 |
アーセナル | FAカップ | 1回 | 2019-2020 |
フロリダカップ | 1回 | 2022 | |
エミレーツカップ | 2回 | 2023・2022 | |
コミュニティシールド | 2回 | 2023-2024・2020-2021 | |
MLSオールスター | 1回 | 2023 |
プレー映像
まずはサカの魅力に迫るためにプレー映像をご覧ください。
これまでの経歴
2024年現在までのサカの経歴を簡単に振り返りましょう。
アーセナル下部組織
在籍期間 | 2009-2018 |
出場試合数 | 49試合 |
得点 | 21得点 |
アシスト | 14アシスト |
サカは8歳の時にアーセナルの下部組織に加入します。加入当初から逸材と評されていたサカは15歳でU-18の試合に出場します。
早速、フラムU-18戦でデビューを飾ると、初年度ながら14試合に出場。若き逸材は堂々たるプレーを見せつけました。
17歳の誕生日と同時にアーセナルとプロ契約を結びます。プロ契約を果たしたサカはU-23でプレーをすることになります。17歳の少年にとって、飛び級での試合出場は問題になりませんでした。2018-2019シーズンは20試合5得点7アシストを記録し、上の世代を牽引する活躍を見せました。
アーセナル
在籍期間 | 2018~ |
出場試合数 | 226試合 |
得点 | 58得点 |
アシスト | 51アシスト |
その活躍を目の当たりにしたトップチームから声がかかります。2018-2019シーズンのUEFAヨーロッパリーグでトップチームデビューをしたサカは、同シーズンにプレミアリーグデビューも飾っており、各カテゴリーで計30試合に出場し、13得点12アシストを記録しました。
2019-2020シーズンからはすっかりトップチームの顔となったサカ。シーズン終了時にはPFA年間最優秀若手選手賞にノミネートされるなど、育成育ち生粋のストライカーになりました。
2020-2021シーズンから2023-2024シーズンまでの4年間は、シーズン通算40試合以上をこなす選手になり、プレミアリーグを代表するウィンガーとして世界に認知されるようになりました。
代表歴(A代表)
出場試合数 | 43試合 |
得点 | 12得点 |
アシスト | 4アシスト |
プレースタイル
右ウィンガーの選手。ボールを持つと、柔らかいタッチで相手に近付きます。シザースやボディフェイントを取り入れながら相手の重心をずらし、一瞬のスピードで相手を抜き去ります。カットインからのシュートは十八番で、インサイドで巻くようにしてゴール左隅に突き刺します。とはいえ、縦の選択肢を捨てないものサカ。カットインのみならず、縦突破も積極的に行います。右足の精度が弱点と捉えられていましたが、右足でニア上に突き刺すシュートも得意。このかたちで何度もゴールしていることから、シュートに関しては右足の精度は問題ありません。
ブカヨ・サカの魅力
【ブカヨ・サカの魅力①:細かいタッチからの左足シュート】
Embed from Getty Imagesカットインからのシュートはサカの得意とする技術です。細かいタッチで相手に近付き、左足のアウトサイドを使って一気に中に切り込むスタイルは、リヴァプール所属のサラーに似ています。
サカのカットインの際に見せるドリブルは非常に細かいタッチで構成されています。カットインからシュートを打つためには、ペナルティーエリア付近で相手の密集をかいくぐらなければいけません。
それらをかいくぐる術(すべ)をサカは持っています。味方選手のオーバーラップや2列目からの飛び出しをうまくおとりにし、DFが空けたスペースに侵入。ペナルティーエリアに入ってしまえば、DFは簡単に足を出せません。素早い足の振りを持つサカにとっては、ほんのわずかなスペースと時間があれば十分。シュートフェイントを入れながらDFを翻弄し、ちょっとした隙間めがけてボールを蹴り込みます。
DFはサカのシュートがくることをわかっていながらも、ワンテンポ早いサカに追いつくことができません。
【ブカヨ・サカの魅力②:強い体幹】
Embed from Getty Imagesサカのドリブルには足が出せません。それは、ドリブル中にボールに触る回数が多いためです。
DFからすると、ズルズルと下がりながらボール奪取の時を待つよりも、早い段階で奪ってしまうのがベストです。しかし、サカと対峙するDFのほとんどはズルズルと下げられてしまいます。そしていつの間にか、ペナルティーアーク付近まで運ばれてしまい、シュートの選択肢を与えてしまいます。
それほど、サカのドリブルには隙がありません。それを支えるのが「サカの強い体幹」です。ドリブルの際の姿勢は常にまっすぐで、相手からコンタクトを受けても中々ブレません。
サカには特別スピードがあるわけではありませんが、それでもこれだけのDFを相手にし、翻弄できるのは強い体幹が備わっているからに違いありません。
【ブカヨ・サカの魅力③:ニア上ズドン】
Embed from Getty Imagesニア上めがけて蹴るシュートもサカの十八番です。カットインの切れ味を上げるため、カットインの成功率を上げるために、「縦突破」を取り入れたかと思われましたが、そうではありませんでした。
縦突破からそのままニア上めがけて蹴るシュートが得意だったのです。主にウィンガーは、縦に突破した際にクロスボールかマイナスへのパスを選択することが一般的です。しかし、サカはどの位置からでもシュートの選択肢を捨てません。
たとえ、深い位置までボールが流れてしまっても、少し角度を作ってゴールを狙います。これほど、カットインと縦突破の両方で得点を奪える選手はいません。ゴールへの貪欲さはそこまで見せないものの、自身の特徴を活かすための研究を絶やさない証拠です。
止まらない成長
ブカヨ・サカの魅力をお伝えしました。
トップチームデビュー以降、サカの成長は著しく、1シーズンのうちでも大きく成長しています。シュート、パス、ドリブル、どれをとっても一流のプレイヤーですが、その成長具合はとどまることを知りません。
唯一の弱点と言えば右足のキック精度ですが、その弱点さえも克服しようとしています。見えないところでの努力がうかがえます。
サカは1年を通じて成長を感じられる選手です。サカのプレー、成長、ともに目が離せません。
是非ブカヨ・サカの魅力を踏まえてプレミアリーグを楽しんでください!