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【ディーン・ヘンダーソン】のプレースタイルと経歴は? イングランド代表に返り咲く男の魅力とは

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こんにちは!本ブログ運営者のエムログです。

今回はクリスタルパレスに所属するGKディーン・ヘンダーソンについて深堀をしていきます。長きにわたって在籍したマンチェスターユナイテッドに別れを告げ、クリスタルパレスに加入したヘンダーソン。圧倒的な瞬発力でクリスタルパレスの守備陣を勢いづけています。

セービング★★★★
身体能力★★★
ビルドアップ★★★★
空中戦★★★

そんなヘンダーソンについて理解を深めたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。

基本情報

【身長】 188cm

【体重】 85kg

【生年月日】 1997年3月12日

【出身国】 イングランド

【利き足】 右

【ポジション】 GK

【市場価値】 23億円

主な獲得タイトル

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クラブ/代表大会名獲得回数獲得年度
マンチェスターユナイテッドヨーロッパリーグ1回2016-2017
カラバオカップ1回2016-2017
U-20イングランド代表FIFA U-20ワールドカップ1回2017
U-20 4ネイションズトーナメント1回2017
ストックポート・カウンティチェシャ―・シニアカップ1回2015-2016
U-17イングランド代表UEFA U17チャンピョンシップ1回2013-2014

プレー映像

まずはヘンダーソンの魅力に迫るためにプレー映像をご覧ください。

これまでの経歴

2024年現在までのヘンダーソンの経歴を簡単に振り返りましょう。

マンチェスターユナイテッド下部組織

在籍期間2011-2016

ヘンダーソンはカーライル・ユナイテッドの下部組織でフットボールを始め、14歳でマンチェスターユナイテッドの下部組織に入団します。

入団後は順調に成長を重ね、2012年にイングランド代表の年代別代表選手に選出、2013年にはU-18のレギュラー選手として活躍しました。

その活躍が評価され、2015年8月にマンチェスターユナイテッドとプロ契約を結びます。

ストックポート・カウンティ

在籍期間2016-2016
出場試合数9試合

プロ契約締結後はストックポート・カウンティ(英6部)にレンタル移籍をします。移籍後はすぐにスタメンに定着。

2016年2月に一度マンチェスターユナイテッドにレンタルバックされますが、再びストックポート・カウンティに戻り、9試合に出場しました。

グリムズビー・タウン

在籍期間2016-2017
出場試合数7試合

2016-2017シーズンには英4部に位置するグリムズビー・タウンにレンタル移籍をします。

移籍後はスタメンとして起用されましたが、マンチェスターユナイテッドの3番手GKであるジョエル・ペレイラが負傷したことを機に、ヘンダーソンはレンタルバックされます。

そのため、グリムズビー・タウンでの出場は7試合にとどまりました。

シュルーズベリー・タウン

在籍期間2017-2018
出場試合数48試合

2017-2018シーズンはシュルーズベリー・タウン(英3部)にレンタル移籍をします。

公式戦48試合に出場し、試合経験を積みました。

英6部から4部、4部から3部と、自身の成長とともに着実にステップアップをしたヘンダーソンはシェフィールドユナイテッド(英2部)へのレンタル移籍が決まります。

シェフィールドユナイテッド

在籍期間2018-2020
出場試合数86試合

背番号1で迎えられたヘンダーソン。その期待に応える活躍でチームを昇格へと導きます。公式戦全46試合に出場し、リーグ最少失点を記録。自身もクラブの年間最優秀若手選手とリーグのゴールデングローブ賞受賞の2冠を達成します。

この活躍が大いに評価され、シェフィールドユナイテッドに惜しまれながらもマンチェスターユナイテッド(英1部)にレンタルバックされます。

マンチェスターユナイテッド

在籍期間2020-2022
出場試合数29試合

2019-2020シーズン終了後、マンチェスターユナイテッドとの契約を2025年まで延長したヘンダーソン。2020年11月に途中交代ながらプレミアリーグデビューを果たします。2019-2020シーズン終了時点で13試合に出場し、サポーターからの期待を受ける選手になりました。

ライバルGKであるダビド・デヘアの低迷により、2020-2021シーズンからはスタメンとして期待されていました。しかし、デヘアの牙城は固く、同シーズンも第2GKとしてとどまりました。

結果として、出場機会を求め、2022年7月にノッティンガムフォレスト(英1部)にレンタル移籍をすることが決まります。

ノッティンガムフォレスト

在籍期間2022-2023
出場試合数20試合

チーム加入後はすぐにスタメンの座に定着。しかし、2023年1月に怪我で離脱。その後は負傷から回復することはなく、GKケイラー・ナバスにゴールマウスを託すかたちとなりました。

2023-2024シーズンには一度マンチェスターユナイテッドに復帰しますが、夏の移籍でGKアンドレ・オナナを獲得したユナイテッドにヘンダーソンの居場所はありませんでした。

クリスタルパレス

在籍期間2023~
出場試合数20試合
※2023-2024シーズン成績

2023年8月にクリスタルパレス(英1部)への完全移籍が発表されます。加入シーズンから20試合に出場し、チーム内での存在感をアピールしました。

代表歴(A代表)

出場試合数2試合
※2024年11月時点

プレースタイル

現代フットボールに適合した安定感あるGK。ビルドアップでは、相手選手の配置や状況に応じて的確なフィードを行います。決して焦ることはなく、見ていて安心感を覚えます。シュートセーブは無難にこなす印象です。目立ったミスをすることも滅多にありません。特に、一対一の対応に優れており、相手選手がルックアップする前に距離を詰め、ファーストタッチを狙いに行くなど、基礎的な技術が高い選手です。また、ビビらずに身体を張ることができる選手で、ボールから目を離さないため、急な一対一でのループシュートなどにも対応可能です。

ディーン・ヘンダーソンの魅力

【ディーン・ヘンダーソンの魅力①:フィード力】
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ヘンダーソンは状況判断能力に優れており、ビルドアップがうまい選手です。特に、フィード能力が高く、見ている場所、パスを出すタイミング、パスの球種など、求められる質を提供できます。

ビルドアップ時に相手チームのプレッシャーが強くかかるシーンにおいても、焦ることはありません。プレッシャーのかかっている位置、相手の狙っている場所、味方の配置などをよく冷静に精査し、プレー判断を行います。

その際、攻撃に最も繋がりやすいパスの選択肢も捨てません。必ず相手DFの背後も確認しています。そのため、隙あらば相手DFの背後めがけてフィードを行います。その際のボールの質も高く、高確率で攻撃に繋がります。

【ディーン・ヘンダーソンの魅力②:1対1の強さ】
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身体全体で止めることをいとわないGKです。1対1のシーンで相手選手がシュートモーションに入ったとしても、身体を投げ出してボールを止めに行きます。

大半のプロGKは身体を張ることはできます。しかし、足や手の先まで伸ばしきれているGKは非常に少ないです。その点、ヘンダーソンはしっかりと身体全体で面を作りながら相手の懐に飛び込んでいくことができます。

似たようなセービングの仕方をする選手でいうと、イングランド代表のGKであるピックフォードやポープが近いかもしれません。この2選手もヘンダーソンと同様に、ガッツリ相手に飛び込むセービングをします。

ユナイテッドを見返すか

ディーン・ヘンダーソンの魅力をお伝えしました。

ヘンダーソンはマンチェスターユナイテッドのアカデミー時代から注目される選手でした。しかし、度重なる監督交代、デヘアへの固執、チームの不調など、ヘンダーソンにとってあまりにも強い逆風が吹きました。

サポーターからは大変評価され、大きく期待された選手だったことは間違いありません。そんなヘンダーソンが新天地でスタメンに定着しています。それだけでなく、期待されていたとおりの活躍をしています。

これから先、ヘンダーソンがユナイテッドを苦しめる存在になるのか注目です。

是非ディーン・ヘンダーソンの魅力を踏まえてプレミアリーグを楽しんでください!

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