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【グリエルモ・ヴィカーリオ】のプレースタイルと経歴は? 圧倒的な熱量と実力を持ち合わせたGKの魅力とは

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こんにちは!本ブログ運営者のエムログです。

今回はトッテナムに所属するGKグリエルモ・ヴィカーリオについて深堀をしていきます。トッテナムの前GKウーゴ・ロリスが去り、ヴィカーリオがその後を継ぎました。実力は本物で、トッテナムの最後尾でチームに火をともします。

そんなヴィカーリオについて理解を深めたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。

基本情報

【身長】 194cm

【生年月日】 1996年10月7日

【出身国】 イタリア

【利き足】 右

【ポジション】 GK

【背番号】 1

【市場価値】 4500万ユーロ

主な獲得タイトル

ヴェネチア

コッパ・イタリア・セリエC:1回 (2016-2017)

プレー映像

まずはヴィカーリオの魅力に迫るためにプレー映像をご覧ください。

これまでの経歴

2024年現在までのヴィカーリオの経歴を簡単に振り返りましょう。

ウディネーゼ[2013-2014]

ウディネーゼのユースチームからキャリアがスタートします。

その当時、ウディネーゼにはアレックス・メレトなど、のちにイタリアを代表するような選手が在籍しており、ヴィカーリオは出場機会を得ることができませんでした。

セリエD(イタリア4部)のフォンタナフレッダに移籍します。

フォンタナフレッダ[2014-2015]

フォンタナフレッダでの出場機会など、詳細な情報は不明。

ヴェネチア[2015-2019]

2015年にはセリエCのヴェネチアに移籍します。移籍初年度は3試合の出場にとどまりましたが、チームはセリエCからセリエBに昇格します。

翌シーズンは7試合の出場にとどまりました。その7試合で次第に実力を発揮していきます。

2018-2019シーズンにはチームの守護神を託され、公式戦34試合に出場。チームは11位でフィニッシュしました。

同シーズンの活躍がカリアリ(イタリア1部)に評価され、カリアリへ移籍します。

ペルージャ[2019-2020]

カリアリに5年契約で移籍したヴィカーリオはセリエB(イタリア2部)のペルージャにレンタル移籍をします。

ペルージャでは公式戦39試合に出場し、チームの主軸として活躍しました。しかし、チームは降格が決まってしまいます。ヴィカーリオの契約は1年だったため、カリアリにレンタルバックされることになりました。

カリアリ[2020-2021]

カリアリに復帰したヴィカーリオ。

しかし、カリアリに長く在籍していたアレッシオ・クラ―ニョの座を揺るがすことはできず、控えGKとしてベンチを温めます。

ヴィカーリオのセリエAデビューは2021年4月のインテル戦でした。

結果は1‐0で負けてしまいましたが、インテルのゴール期待値が2.06と、2点以上取られてもおかしくない状況下で1失点に抑えたヴィカーリオは評価されました。

その後、2021年7月に昇格組であるエンポリ(イタリア1部)に買取オプション付きのレンタル移籍をします。

エンポリ[2021-2023]

エンポリでヴィカーリオは目覚めます。移籍初年度(2021-2022)からスタメンの座につき、公式戦39試合に出場。同シーズンはセリエA最多セーブ数を記録するなど、チームの残留に大きく貢献しました。

その活躍が評価され、2022年に買取オプションが行使され、ヴィカーリオは正式にエンポリの選手となります。

その翌シーズン(2022-2023)は32試合に出場し、再びチームを残留させました。

トッテナム[2023-2025]

2023年6月にトッテナム(英1部)への移籍が発表されます。5年契約でした。

早速、異郷の地でスタメンとなったヴィカーリオは2023-2024シーズンに40試合に出場します。そのとてつもない反射神経と熱量がトッテナムに欠けていたものを補いました。

ハリー・ケインが去ったシーズンでしたが、チームの成績は5位と、ヨーロッパリーグ(EL)の出場権を獲得しました。ヴィカーリオはその立役者になりました。

プレースタイル

高い位置でプレーできるGK。ディフェンスラインの背後のケアを常に意識しており、その飛び出しも的確に行います。そのような飛び出しを可能にしているのがヴィカーリオの集中力。常に最後尾から全体へ指示を出しながら自身の集中力を保ちます。その熱量は世界トップと言っても過言ではありません。一方で、シュートセーブは世界レベルにあり、驚くような反応を見せます。体勢が崩されたあとでもすぐに立ち上がり、ボールに食らいつきます。

グリエルモ・ヴィカーリオの魅力

【グリエルモ・ヴィカーリオの魅力①:とてつもない反応】
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ヴィカーリオは「それ止める!?」というセーブを連発します。

それは、至近距離でも中距離でも同じくです。シュートセーブの仕方は、ダビド・デヘアに近いものを感じます。とにかく最後までボールから目を離さず、最短距離でアプローチします。

一方で、シュートへの反応はケイラー・ナバスに似ており、止めるというよりは、飛びつくイメージです。

↓ヨーロッパリーグでビッグセーブをするヴィカーリオ↓

ヴィカーリオは最後尾からチームを鼓舞し続けていますが、やはりその集中力は伊達ではありません。少ない相手のシュートに対しても的確に対応します。通常、自チームが押し込む時間帯が長い場合、GKの仕事は少なくなり、急なシュートへの対応が遅れたり、誤ったりします。ですが、ヴィカーリオは常に集中しているため、急な対応でも全く問題ありません。

【グリエルモ・ヴィカーリオの魅力②:パッション】
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プレミアリーグのGKで最も熱量溢れるGKがヴィカーリオです。

ビッグセーブをすれば吠え、味方がミスをすれば叱責し、相手のファールには激怒します。それほどパッション溢れたGKは珍しく、ディフェンスラインの選手からすれば頼もしい限りです。

【グリエルモ・ヴィカーリオの魅力③:守備範囲の広さ】
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マンチェスターシティGKエデルソンを彷彿とさせる飛び出しをします。

ディフェンスライン背後のケアを常に意識しており、状況に応じたポジショニングをしています。トッテナムのハイラインディフェンスには欠かせません。

また、その正確性も素晴らしく、落ち着いてディフェンスに繫ぐか、ダイナミックにクリアするか、を素早く判断します。前に飛び出して対応するGKは他にも多くいますが、どの選手も正確にプレーできるかどうかは別です。

飛び出したはいいものの、クリア不十分で相手にボールを渡してしまったり、ディフェンスとのコミュニケーションが図れずボールロストをしたりと、様々なミスが起きます。一見、簡単そうに見える対応ですが、ゴールマウスを離れて行うこの対応は勇気のいるプレーです。

その点、ヴィカーリオは確固たる自信を持って飛び出し、的確に対応できるGKです。

イタリア代表でスタメンになれるか

グリエルモ・ヴィカーリオの魅力をお伝えしていきました。

ヴィカーリオはトッテナムでは絶対的な存在であり、プレミアリーグでも最高峰のGKです。ですが、イタリア代表ではセカンドGK。これほどの実力をもってしても代表のスタメンになれないのは意外です。

イタリア代表のスタメンGKはジャンルイジ・ドンナルンマです。PSGに所属しており、若くして世界で知られる存在になったGKです。この牙城を崩すことは簡単ではないです。

しかし、ヴィカーリオのプレーを考えると、現代に求められるGKの要素はすべて持っています。ヴィカーリオがトッテナムの守護神を続け、イタリア代表の守護神になれるか注目です。

是非グリエルモ・ヴィカーリオの魅力を踏まえてプレミアリーグを楽しんでください!

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