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【ジャン=フィリップ・マテタ】のプレースタイルと経歴は? 大型ポストプレイヤーの魅力とは

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こんにちは!本ブログ運営者のエムログです。

今回はクリスタルパレスに所属するFWジャン=フィリップ・マテタについて深堀をしていきます。マテタは今となってはクリスタルパレスのエースですが、これまで、トップリーグで結果を残すことに苦労をしてきました。

そんなマテタについて理解を深めたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。

基本情報

【身長】 192cm

【生年月日】 1997年6月28日

【出身国】 フランス

【利き足】 右

【ポジション】 FW

【背番号】 14

【市場価値】 2600万ユーロ

主な獲得タイトル

特になし

プレー映像

まずはマテタの魅力に迫るためにプレー映像をご覧ください。

これまでの経歴

2024年現在までのマテタの経歴を簡単に振り返りましょう。

シャトールB[2015-2015]

出場試合数13試合
得点7得点
アシスト0アシスト

フランスに本拠地を置くシャトールの下部組織出身のマテタ。

2015年にシャトールのセカンドチームである「シャトールB」で13試合7得点の活躍をしました。

シャトール[2015-2016]

出場試合数27試合
得点16得点
アシスト0アシスト

シャトールBでの活躍がトップチームの目に留まり、2015年にトップチームに合流します。その当時、シャトールはフランスリーグ3部に位置していました。

トップチームデビュー後は次々とゴールを記録します。27試合16得点。

その実力は明らかに、3部リーグでは突出していました。

その結果、翌年(2016年)にリヨンに移籍が決まります。

リヨン[2016-2016]

出場試合数3試合
得点0得点
アシスト0アシスト

5年契約でリヨンに加入したマテタですが、順風満帆とはいきませんでした。

その当時、リヨンのFWであるアレクサンドル・ラカゼットとナビル・フェキルが負傷していたにもかかわらず、3試合の出場にとどまりました。

この結果を受けたリヨン側はマテタをセカンドチームに合流させます。

リヨンB[2016-2017]

出場試合数16試合
得点6得点
アシスト0アシスト

トップチームから外されてしまったマテタはリヨンBに活躍の場を移します。

結果は16試合6得点。セカンドチームとはいえ、まずまずの結果をすぐに残しました。

トップチームでの出場機会を求めて、次の移籍先を模索することになります。

ル・アーヴル[2017-2018]

出場試合数38試合
得点20得点
アシスト0アシスト

2017年に移籍先が決定します。ル・アーヴル(フランスリーグ2部)です。このクラブでマテタの才能が再び目覚めます。

リーグ戦のほぼすべての試合に出場し、20得点を記録。アシストこそないものの、ストライカーとしてチームを牽引する存在になりました。

その勢いのまま、4年契約でマインツ(ドイツ1部)に移籍することになります。

マインツ[2018-2021]

出場試合数71試合
得点27得点
アシスト4アシスト

推定800万€の移籍金でマインツに加入したマテタは、1部リーグでも活躍できることを証明します。

2018-2019シーズンのSCフライブルク戦でハットトリックを記録。その後もストライカーらしい活躍を見せ、移籍初年度は34試合14得点2アシストをマークしました。

その翌年(2019-2020シーズン)は18試合3得点1アシスト。さらに翌年(2020-2021シーズン)は17試合10ゴール1アシスト。

これまで、得点力に波がありましたが、ル・アーヴル時代からマインツ時代を経て、その得点力が安定するようになりました。

クリスタルパレス[2021-2025]

出場試合数106試合
得点29得点
アシスト6アシスト
※2023-2024シーズンまでの成績

2021年1月の冬の移籍で、クリスタルパレス(英1部)に買取義務付きレンタル移籍をしたマテタ。移籍初年度はリーグも佳境だったため、7試合の出場にとどまりました。

2022年1月に4年半契約でクリスタルパレスに完全移籍を果たします。当時、パトリック・ヴィエラ監督が率いていたチームは、前線に高い選手を配置する戦術をとっており、マテタはファーストチョイスでした。

その後は、監督交代の余波を受けながらも、出場機会の確保に成功したマテタは年間30試合ほどに出場し、得点力にも磨きをかけています。特に、2023-2024シーズンはその得点力が輝きました。39試合19得点5アシスト。

まさにクリスタルパレスのエースストライカーです。

プレースタイル

センターフォワードの選手。ポストプレーを得意としており、味方からのパスを容易にキープします。身体も大きいため、収まりが非常によく、時間を作ってくれる選手です。かといって、持ちすぎることはありません。クリスタルパレスの戦術上、カウンターを施行しているため、ワンタッチパスで攻撃を停滞させないことも彼の役目です。また、ポストプレー後の裏への抜けだしも見事で、スピードはないですが、ボールキープ能力でゴール前まで運ぶことができます。

ジャン=フィリップ・マテタの魅力

【ジャン=フィリップマテタの魅力①:ポストプレー】
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マテタは大柄な体格を活かしたポストプレーを得意とします。

中盤の選手から出されたパスに対してガッチリと相手を抑え込みながらキープをします。その際、味方選手の動きをしっかりと把握しており、ワンタッチで落とすのか、時間を作るのかなど、状況に応じたプレー選択を見事にこなします。ボールキープに入ってしまえば、長い手足と強靭なフィジカルを活かして相手を一切寄せ付けません。プレミアリーグ屈指のCBたちでもボール奪取は容易ではありません。

また、ポストプレーを得意としていることを逆手にとって、前を向くこともできます。相手の寄せが甘い場合にはすかさず前を向いてシュートを狙いに行きます。そのあたりのFWとしての判断力や柔軟性が優れており、自身の特徴を活かしたプレーをします。

↓相手の隙を見て前を向くマテタ↓

一方、フィジカルやウェイトに強みがある分、スピード感は若干劣ります。しかし、ポストプレーにスピードは必要ありません。むしろ、突出した能力に磨きをかけているストライカーのほうが活躍が目立ちます。そういった意味では、マテタのポストプレーはひときわ目立ちますし、相手DFを圧倒しています。

【ジャン=フィリップマテタの魅力②:足の出されずらい位置でボールキープ】
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マテタはボールキープの際も、ドリブルの際もボールをあまり晒(さら)しません。常に自身の真下にボールがあるようなイメージです。それによって、相手DFはボールに食いつくことができません。

2024-2025シーズンのリヴァプールマテ試合で、リヴァプールのCBファン・ダイクと1対1になるシーンがありました。マテタはボールを晒さずにじわじわとゴール正面にいるファン・ダイクに近付いていきます。ゴールまでの距離およそ20m。ファン・ダイクとしてはじわじわと迫るマテタを止めないわけにはいきません。ファン・ダイクは中のコースを切りながら対応して、マテタを縦に誘導します。これに対して、相変わらずボールを晒さないマテタ。結果として、ファン・ダイクの誘導は失敗し、マテタは中にドリブルしシュートまでもっていきました。

ファン・ダイクはチャンピオンズリーグなどの大舞台で、キリアン・エンバぺなどのスピードのある選手に対して、ことごとくブロックをしてきました。この際も、縦に誘導して、スピードに乗ったらスライディングタックルを仕掛けるというものでした。

一見すると、マテタよりもスピードに長けたエンバぺのほうが対応に苦戦しそうですが、決定的な違いは「スピードのある選手はボールを晒す」ということです。一方のマテタは、終始ボールを晒さずにゴールまで近づきました。

この、スピードがあることで生まれてしまうデメリットを理解し、スピードがないことで生まれるメリットを活かしているのがマテタです。

【ジャン=フィリップマテタの魅力③:頑張り屋さん】
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マテタはよく走ります。スタメンで起用された場合でも、途中出場でも、与えられたタスクはこなしつつ、チームのための努力は惜しみません。

特に、前線からプレッシャーをかける際、3人も4人も連続で追い回します。もちろん、追い回したからと言ってボールが簡単に取れるわけではありません。

しかし、少なくとも相手の焦燥感を掻き立て、味方サポーターの歓声を引き起こします。近年、前線の選手にも守備のタスクが与えられるようになり、そのタスクをこなせない選手は批判の対象になるケースも出てきました。

そういった状況で、マテタは少しでも相手の邪魔をし、味方を助けようと努力します。サポーターから愛されることも必然です。

愛される理由の一つに「シャツのin」も関わってくるかもしれません。大半の選手がシャツを出してプレーする中、マテタはシャツをインして戦います。マテタ以外にも、マンチェスターユナイテッドのMFメイヌー、マンチェスターシティのMFロドリ、アストンヴィラのMFマッギンなどがあげられますが、いずれの選手も愛されキャラです。

さらなる成長を遂げるか

ジャン=フィリップ・マテタの魅力をお伝えしていきました。

マテタはこれまでの経験で、トップリーグで活躍することの難しさを知っています。そういった積み重ねの経験値がある選手は、試合でも安定して活躍が見込めます。

クリスタルパレスというチームで役割が明確になった今、次のステップとしては「絶対的なエースストライカー」としてチームを牽引することです。ハーランドやサラーのように、「個で試合をモノにする力」を身に着けることとも言えます。

そのポテンシャルは間違いなくあります。

是非ジャン=フィリップ・マテタの魅力を踏まえてプレミアリーグを楽しんでください!

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