選手紹介

【マーカス・ラッシュフォード】のプレースタイルと経歴は? MUNの生え抜き10番の魅力とは

Embed from Getty Images

こんにちは!本ブログ運営者のエムログです。

今回はマンチェスターユナイテッドに所属するFWマーカス・ラッシュフォードについて深堀をしていきます。課題は多くあるものの、スピードやシュート力、持っているものはピカイチ。

そんなラッシュフォードについて理解を深めたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。

基本情報

【身長】 181cm

【生年月日】 1997年10月31日

【出身国】 イングランド

【利き足】 右

【ポジション】 FW

【背番号】 10

【市場価値】 8100万ユーロ

主な獲得タイトル

マンチェスターユナイテッド

FAカップ:2回 (23/24・15/16)

ヨーロッパリーグ:1回 (16/17)

カラバオカップ:2回 (22/23・16/17)

コミュニティシールド:1回 (16/17)

プレー映像

まずはラッシュフォードの魅力に迫るためにプレー映像をご覧ください。

これまでの経歴

2024年現在までのラッシュフォードの経歴を簡単に振り返りましょう。

マンチェスターユナイテッド下部組織 [2015-2016]

出場試合数5試合
得点3得点
アシスト0アシスト
※15/16シーズンのみ

ラッシュフォードはユナイテッド一筋のワンクラブマンです。下部組織時代からその才能を開花させており、スピード・テクニックは頭一つ抜けていました。

現在での身体つきはしっかりしている印象ですが、15/16シーズン(当時18歳)のラッシュフォードをみると、線は細く、THE若者の印象を受けます。

そんなラッシュフォードは2016年にトップチームデビューに昇格を果たします。

マンチェスターユナイテッド [2016-2025]

出場試合数402試合
得点131得点
アシスト57アシスト

ラッシュフォードが移籍した15/16シーズン当時はジョゼ・モウリーニョがチームを指揮していました。中盤にはポグバ、フェライニ、シュバインシュタイガーを揃え、前線にはデパイ、ルーニー、イブラヒモヴィッチがいました。相当に豪華なメンバーです。

その中で下部組織出身のラッシュフォードはプレーすることになります。

そんなラッシュフォードは2016年2月に行われたヨーロッパリーグのミッティラン戦で早速デビューをします。結果はいきなり2ゴール。圧巻のパフォーマンスでした。

この試合でチーム内にも世界にも名をとどろかせたラッシュフォード。その後も順調にゴールを重ねました。

出場試合数得点
2016/201753試合11得点
2017/201852試合13得点
2018/201947試合13得点
2019/202044試合22得点
2021/202157試合21得点
2021/202232試合5得点
2022/202356試合30得点
2023/202443試合8得点

モウリーニョ退任以降、度重なる監督交代がありました。それでもラッシュフォードは安定して試合に出場し、安定して2桁ゴールを記録しました。19/20シーズンからは21歳という若さながらもチーム内ではすっかり中堅の立ち位置。サポーターからも毎シーズン期待される選手になりました。

特に、スールシャール政権の19/20シーズンと20/21シーズンはラッシュフォードに助けられたシーズンでした。相方のFWマルシャルトともに得点を重ね、ユナイテッドの得点源となりました。

しかし、21/22シーズンに肩の怪我を負ってしまい、痛みを抱えた状態で試合には出場するものの良好なパフォーマンスは出せませんでした。その怪我が原因でパフォーマンスが低下したことは確かですが、それでも翌シーズンには30得点の大活躍。

ワンクラブマンで、10代のころからトップチームで活躍し、背番号10番。ユナイテッドの暗黒期を支えた1人として愛されている存在です。

プレースタイル

テクニックを用いながらスピードで突破を試みるプレースタイルです。いわゆるTHEウィンガータイプの選手で、特別にクロスの精度が高いわけではないため、基本的には相手陣地のポケットまで運んでグラウンダーのクロスを狙う、もしくはカットインからのシュートを狙います。

マーカス・ラッシュフォードの魅力

【マーカス・ラッシュフォードの魅力①:スピードを活かした突破力】
Embed from Getty Images

ラッシュフォードの特徴はスプリント力があることです。

主に左ウィングを主戦場とするラッシュフォードはそのスプリント力を武器にして戦います。

右足でボールを転がしながら相手DFに近づき、相手の足が出たタイミングで一気にスピードを上げていきます。そのスピードはプレミア屈指のものがあり、一度置いて行かれたDFが追いつくことは難しいです。

また、縦に突破するだけではなく、カットインも好む傾向にあり、なおさらDFは的を絞ることが難しいです。

スピードにのみ頼らないところがラッシュフォードの魅力でもあります。ラッシュフォードはスピードを上げた状態でのドリブルも良いものを持っています。

主にシザースやエラシコを得意としており、その完成度も高いです。スピード✖️テクニックがラッシュフォードの脅威と言えます。

【マーカス・ラッシュフォードの魅力②:ふりの速い足から放たれるシュート】
Embed from Getty Images

魅力①で紹介したカットインについてもう少し深堀をしていきます。スピードとテクニックを併せ持つラッシュフォードは縦突破とカットインの両方を得意としています。

割合としては縦突破が3割、カットインが7割ほどの印象なので、本人としてはカットインを好んでいるのかもしれません。

それはシュート精度とシュート力に自信があることの現れだと思います。カットインしたラッシュフォードは細かいタッチで相手をかわしながらゴールに照準を定めます。

ゴールに向かって進んでいくのではなく、ゴールと平行に進んでいきます。そこでラッシュフォードの魅力である「ふりの速い足」が活きます。ゴール方向に進んでいく場合、相手DFと衝突する可能性が高くなります。一方でゴールと平行に進んでいけば、DFの出す足をかわせればシュートが打てます。

ラッシュフォードからすれば、少しでもシュートを打てるタイミングがあればよいのです。

【マーカス・ラッシュフォードの魅力③:無回転フリーキック】
Embed from Getty Images

ロナウドを彷彿とさせるフリーキックを持っています。

ブルーノ・フェルナンデス加入以降はフリーキックを蹴る頻度は少なくなりましたが、それ以前は無回転フリーキックを得意としていました。

近年では無回転を狙うフリーキックはほとんど見られなくなりました。それは、

  • フリーキックが壁に当たり、そのこぼれ球が相手のカウンターに繋がってしまう
  • より確実に枠にいれるフリーキックが好まれる
  • フリーキックから得点に繋がるバリエーションが増えた

などが関係していると思います。ラッシュフォードからすれば難しい状況になったかとは思いますが、フリーキックも1つのオプションとして秘めていることは大きな強みになります。

ユナイテッドのレジェンドであるクリスティアーノ・ロナウドに幼少期から憧れているラッシュフォード。そんな彼の無回転フリーキックを再び見られる瞬間が楽しみです。

↓2019年のカラバオカップ4回戦の対チェルシー戦で決めたフリーキックシーン↓

サポーターの期待に応えられるかが鍵

マーカス・ラッシュフォードの魅力をお伝えしていきました。

ユナイテッド下部組織の選手として長年愛されてきたラッシュフォードですが、近年はその活躍ぶりに陰りが見え始めています。それに伴ってサポーターからの風当たりが強くなっていることも確かです。

それは、これまでのラッシュフォードの活躍があったからこその期待の表れでもあると思います。前線の選手と言えど、守備面でのタスクが当たり前に課されます。そのような現代フットボールに適合し、結果を残し、サポーターの期待に応えられるかどうかがラッシュフォードの今後を左右するでしょう。

とはいえ、ポテンシャルだけ見ればプレミアリーグで得点王になってもおかしくない存在です。24/25シーズンからスタッフとして入っている元ユナイテッドFWファン・ニステルローイさんからも多くの指導を受けていることと思います。

是非マーカス・ラッシュフォードの魅力を踏まえてプレミアリーグを楽しんでください!

【アンドレ・オナナ】のプレースタイルと経歴は?ユナイテッド新守護神の魅力とは Embed from Getty Imageswindow.gie=window.gie||function(c){(gie.q=gi...
【コビー・メイヌー】のプレースタイルと経歴は? ユナイテッドに希望をもたらす若き才能の魅力とは Embed from Getty Imageswindow.gie=window.gie||function(c){(gie.q=gi...