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【モーガン・ギブズ=ホワイト】のプレースタイルと経歴は? ウルヴズを去った男の魅力とは

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こんにちは!本ブログ運営者のエムログです。

今回はノッティンガムフォレストに所属するFWモーガン・ギブス=ホワイトについて深堀をしていきます。ウルヴズ生え抜きの選手として世界に名をとどろかせましたが、ノッティンガムフォレストにまさかの移籍。

そんなギブス=ホワイトについて理解を深めたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。

基本情報

【身長】 171cm

【生年月日】 2000年1月27日

【出身国】 イングランド

【利き足】 右

【ポジション】 FW

【背番号】 10

【市場価値】 5050万ユーロ

主な獲得タイトル

イングランドU21代表

UEFA U21 チャンピョンシップ:1回 (2023)

ウルヴズ

チャンピョンシップ:1回 (17/18)

プレミアリーグアジアトロフィー (2019)

イングランドU17代表

FIFA U17ワールドカップ:1回 (2017)

プレー映像

まずはギブス=ホワイトの魅力に迫るためにプレー映像をご覧ください。

これまでの経歴

2024年現在までのギブス=ホワイトの経歴を簡単に振り返りましょう。※トップチームでの経歴です。

ウルヴズ [2017-2020]

出場試合数70試合
得点1得点
アシスト1アシスト

ギブス=ホワイトは8歳からウルヴズに在籍しており、2017年2月のウィガン戦でプロデビューを果たしました。16歳でした。

目立った記録を残すことはありませんでしたが、試合を通しての貢献度が評価され、年々、出場試合数を伸ばしました。

その後、2020年にスウォンジーシティにレンタル移籍をします。

スウォンジーシティ [2020-2021]

出場試合数6試合
得点1得点
アシスト1アシスト

スウォンジーシティでの活動はあっという間に幕を閉じました。出場はわずか6試合。

レンタル期間は1年ありましたが、所属元のウルヴズに怪我人が続出したことで、ギブス=ホワイトはレンタルバックを余儀なくされます。

ウルヴズ [2021-2021]

出場試合数16試合
得点2得点
アシスト0アシスト

ウルヴズに再び戻ったギブス=ホワイトは、2020-2021シーズンの残り半年で13試合に出場し、1得点を記録しました。ストライカーとしては不完全燃焼なものの、プレミアリーグでの感覚を少しずつ蓄えていきました。

2021-2022シーズンの開幕と同時に、シェフィールドユナイテッドへのレンタル移籍が決まりました。

シェフィールドユナイテッド [2021-2022]

出場試合数37試合
得点12得点
アシスト10アシスト

シェフィールドユナイテッドは当時チャンピョンシップ(英2部)のクラブでした。

この時期にギブス=ホワイトの才能が開花します。リーグ戦37試合に出場し、12得点10アシスト。シェフィールドユナイテッドの頼れるストライカーに成長しました。

これまで、得点力・アシスト力ともに欠けていたストライカーが、それらを兼ね備え、プレミアリーグにまで名を広めることになりました。

ウルヴズ [2022-2022]

出場試合数2試合
得点0得点
アシスト0アシスト

再びウルヴズに戻ったギブス=ホワイト。シェフィールドユナイテッドでの活躍から、誰しもがこの男に期待していました。

しかし、2022年8月19日、総額4250万ポンドの移籍金でノッティンガムフォレストへの加入が発表されました。5年契約でした。

ノッティンガムフォレスト [2022-2025]

出場試合数80試合
得点11得点
アシスト18アシスト
※2023-2024シーズンまでの成績

これまで、長い間ウルヴズに籍を置き、レンタル移籍をしながらウルヴズでの活躍を夢見た男が衝撃の完全移籍を遂げました。この時、ウルヴズサポーターのみならず、他クラブのサポーターまでもが驚きを隠せませんでした。

ノッティンガムフォレストはプレミアリーグに昇格を決めたチームとはいえ、人員飽和によるチームの軟弱性を指摘されていました。それもそのはずで、昇格を決めた年の夏移籍で20人近くの選手を乱獲したのです。それも、名だたる選手が勢揃い。その中の一人がギブス=ホワイトでした。

ギブス=ホワイトはプレミアリーグでの実績がまだだせていないこと、それに加えて、ノッティンガムフォレストのスタメン争いに挑まなければいけませんでした。

しかし、それらの不安をすべて払拭します。

シェフィールドユナイテッド時代の活躍をうけ、早速スタメンで起用されます。すると、見事チームにフィットし、攻撃の起点になれる選手となりました。

2022-2023シーズンには38試合、2023-2024シーズンには42試合に出場し、2024年にはイングランド代表に初召集されるなど、加速度的に成長しました。

得点・アシストもコンスタントに取れるようになりました。

プレースタイル

ゴールに突き進むことをやめない選手。ボックス内では持ち前の嗅覚で良いポジションを見定め、ボックス外ではシュートを狙いつつ、ドリブルとパスを織り交ぜ、ペナルティーエリアに侵入します。相手に囲まれた状態であっても打開することがあり、その推進力も評価できます。また、守備時における貢献度が高く、ハードワークを厭わないFWです。

モーガン・ギブス=ホワイトの魅力

【モーガン・ギブス=ホワイトの魅力①:ゴールへの貪欲な姿勢】
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とにかくどんな位置、どんな体勢からでもゴールを狙いに行きます。

身長が高いわけではないですが、ポジショニングのセンスが高く、ヘディングでのゴールも取りに行けます。ゴールへの嗅覚でいえば、元トッテナムFWハリー・ケイン、マンチェスターシティFWハーランドに匹敵するでしょう。

また、推進力も兼ね備えているため、カウンター時には脅威になります。相手DF2人の間を無理矢理突破したり、ファールをされても突き進むからです。それほど、ゴールゲットに執着する選手です。

様々なパターンからゴールを奪える選手の為、相手DFは常にギブス=ホワイトのマークを意識します。これも、味方にスペースを与えるギブス=ホワイトの特徴と言えます。

また、貪欲なゴールだけでなく、センス溢れるアシストなども記録しており、非常に手のかかる選手です。

↓センス抜群のギブス=ホワイトのアシストシーン↓

【モーガン・ギブス=ホワイトの魅力②:攻守にわたるハードワーク】
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ハードワーカーとしての活躍にも目が離せません。現代フットボールではFWの選手であれど、守備は絶対条件です。とはいえ、形だけの選手もいます。コースを切るだけ、何となくプレスをかけるだけ、それはFWが行う最低限の守備です。実際に最低限の守備で許されている選手もいます。

しかし、ギブス=ホワイトの守備はそれとは異なり、しつこいほどに相手を追い回します。自身がボールロストをした際にはもちろん奪い返しに行きますが、それだけでなく、味方の分まで守備をすることさえあります。

時折、怪我が危険視されるようなファールをすることもありますが、それでもギブス=ホワイトの守備はチームを助け、勢いをもたらします。

また、攻撃時には身長のないギブス=ホワイトがターゲットマンになるときがあり、長身の相手CBとバチバチのバトルをします。

そのあたりも、自身に限界を決めないギブス=ホワイトの魅力です。

【モーガン・ギブス=ホワイトの魅力③:質の高い配給】
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ここまで、どちらかといえば「荒々しい」ギブス=ホワイトの特徴を紹介してきましたが、繊細な面もあります。それがキッカーとしてのギブス=ホワイトです。

ノッティンガムフォレストではセットプレーのキッカーを務めることが多く、アシスト能力に長けています。特に、コーナーキックでは、ノッティンガムフォレストの長身FWクリス・ウッドやFWアウォニーなどにピンポイントで合わせることができ、チームの武器となっています。

また、サイドからあげるクロスの質も高く、キッカーとしての活躍も見込める選手です。

フォレストからの移籍はあるか

モーガン・ギブス=ホワイトの魅力をお伝えしていきました。

ウルヴズを起点とし、レンタル先のクラブで多くのことを経験したものの、その還元先は長きを共に歩んだウルヴズではありませんでした。おそらく、世界のウルヴズサポーターは落胆したことでしょう。

しかし、もしギブス=ホワイトがステップアップを望まず、ウルヴズに帰還することがあれば、それはそれでロマンチックな展開です。

ウルヴズは毎年のように降格争いに巻き込まれるチームです。ギブス=ホワイトがもし帰還すれば「救世主」としてチームを引き上げてくれるでしょう。

是非モーガン・ギブス=ホワイトの魅力を踏まえてプレミアリーグを楽しんでください!