こんにちは!本ブログ運営者のエムログです。
今回はチェルシーに所属するMFロメオ・ラヴィアについて深堀をしていきます。サウサンプトン時代からその才能を世界に見せつけ、その実力はNEXTカンテと評されたほど。しかし、チェルシーにはカイセドという大きな壁が…
そんなラヴィアについて理解を深めたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。
基本情報
【身長】 181cm
【生年月日】 2004年1月6日
【出身国】 ベルギー
【利き足】 右
【ポジション】 MF
【背番号】 45
【市場価値】 4300万ユーロ
主な獲得タイトル
マンチェスターシティ
プレミアリーグ:1回 (21/22)
マンチェスターシティU18
U18プレミアリーグ:2回 (21/22・20/21)
FAユースカップ:1回 (19/20)
マンチェスターシティU23
プレミアリーグ2:2回 (21/22・20/21)
プレー映像
まずはラヴィアの魅力に迫るためにプレー映像をご覧ください。
これまでの経歴
2024年現在までのラヴィアの経歴を簡単に振り返りましょう。
マンチェスターシティ [2021-2022]
出場試合数 | 2試合 |
得点 | 0得点 |
アシスト | 0アシスト |
ラヴィアはベルギーのアンデルレヒトの下部組織出身選手で、2020年にマンチェスターシティの下部組織に入団しました。その当時、リヴァプールの下部組織への移籍も噂されていたようです。
そんなラヴィアは2021年4月にプレミアリーグ2の年間最優秀選手賞に選出され、マンチェスターシティの監督であるペップ・グアルディオラの目に留まりました。
そしてマンチェスターシティでトップチームデビューをしたのが21/22シーズン。カラバオカップのウィコム・ワンダラーズ戦でスタメンに名を連ねました。
上記のグラフを見ても分かる通り、マンチェスターシティでの出場は2試合しかなく、爪痕を残すことはできませんでした。そして、ラヴィアはサウサンプトンへ移籍の決断を下します。
サウサンプトン [2022-2023]
出場試合数 | 34試合 |
得点 | 1得点 |
アシスト | 1アシスト |
2022年7月にサウサンプトンに5年契約で入団しました。その当時、ラヴィアは18歳なので、5年契約というのはサウサンプトン側の期待の表れでした。
早速、スタメンとして活躍するようになります。主に中盤センターの低めのポジションを定位置地とするラヴィアは、ピッチを縦横無尽に走り回り、サウサンプトンを下支えしました。
しかし、22/23シーズンにサウサンプトンは最下位である20位でフィニッシュし、降格が決定してしまいました。
そんな中、サウサンプトンの中心選手として目立つ活躍をしていたラヴィアはビッククラブから熱視線を浴びることになります。
チェルシー [2023-2025]
出場試合数 | 1試合 |
得点 | 0得点 |
アシスト | 0アシスト |
獲得に名乗りを上げたのはマンチェスターユナイテッド、リヴァプール、チェルシー。いずれもビッククラブです。
移籍先に関するいざこざがあったものの、結果的にはチェルシーが5800万ポンドでラヴィアを獲得しました。19歳という若さも大変魅力的でした。
しかし、チェルシー加入後はコンディション調整が上手くいかず、負傷を繰り返していました。ようやくチームの一員として初出場を果たしたのが、12月28日のクリスタルパレス戦でした。加入から初出場までおよそ4ヵ月かかりました。
その初出場も苦い経験となり、再び大腿部に怪我を負ってしまいます。チェルシーでの加入初年度はわずか1試合にとどまりました。
プレースタイル
守備的MFを主戦場としています。おもにボール奪取から前線に繫げる役目を担います。イメージとしてはエンゴロ・カンテとセルヒオ・ブスケツを足して2で割ったようなプレースタイルです。
ロメオ・ラヴィアの魅力
【ロメオ・ラヴィアの魅力①:守備範囲の広さ】
Embed from Getty Imagesラヴィアの守備範囲の広さは元チェルシーの守備的MFエンゴロ・カンテを彷彿とさせます。
カンテと言えばピッチを駆け回り、どこへでも顔を出して守備をする選手でしたが、ラヴィアも同様のプレーを披露します。
中盤に網を張り、中盤より後方にはボールを運ばせないようなイメージです。それほど広いエリアをカバーします。特に、タックルが非常に巧みな印象を受けます。カンテもそうでしたが、守備が上手い選手はクリーンなスライディングタックルをします。たとえ自身の背後にボールを運ばれたとしても、スライディングタックルできれいに奪います。
また、前線からのプレッシングでは粘り強い守備を披露します。
チェルシーでの出場試合数は少ないですが、サウサンプトン時代は守備面で多くの貢献をしました。そういった守備面が評価されたことでビッククラブが狙うようになりました。
【ロメオ・ラヴィアの魅力②:正確なロングフィード】
Embed from Getty Images中盤の低いポジションから前線に渡すロングフィードは正確です。
ラヴィア自身がそこまで高いポジションを取らないのは、ロングフィードを活かすためともいえます。サウサンプトン時代では、押し込まれることが多くありました。その中で、ラヴィアにボールが渡ると、一気に相手背後へ配給を行うことができていた印象です。マンチェスターシティのMFデブライネのような意外性のあるパスではないですが、その正確性は抜群です。
そのパスセンスは、ロングフィードのみならず、低い位置から縦パスを差すことにも活きてきます。前線からのプレッシングが主流になる現代フットボールにおいて、縦パスの質とタイミングは重要です。相手が前線に人数と勢いをかけている分、その1本のパスで苦しい状況をひっくり返せるからです。
高精度な対人守備でボールを奪取し、そのボールを効果的に前線に繫ぐことができるラヴィアのポテンシャルは相当高いです。
怪我無くシーズンを戦えるか
ロメオ・ラヴィアの魅力をお伝えしていきました。
チェルシーには守備的MFの伝統があります。MFクロード・マケレレから始まり、MFエンゴロ・カンテがその後を継いでいました。そして、現在はMFカイセドかMFラヴィアか、と言ったところです。
大半のチェルシーサポーターは、カイセドにその重役を期待しているとは思いますが、ラヴィアが本領を発揮することができれば、間違いなく良い勝負になります。
しかし、それはラヴィアが「怪我をしないこと」が大前提の話です。
怪我無くシーズンを戦うことができれば、マケレレロールを継ぐ存在になるはずです。そのような点も注目ポイントです。
是非ロメオ・ラヴィアの魅力を踏まえてプレミアリーグを楽しんでください!