こんにちは!本ブログ運営者のエムログです。
今回はマンチェスターシティに所属するFWサヴィーニョについて深堀をしていきます。サヴィーニョは、やわらかいタッチと緩急を織り交ぜたドリブルが得意で、誰しもが元マンチェスターシティ所属のマフレズを投影させました。
攻撃関与能力 | ★★★★★ |
守備貢献能力 | ★★★ |
サッカーIQ | ★★★★ |
身体能力 | ★★ |
そんなサヴィーニョについて理解を深めたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。
基本情報
【身長】 176cm
【体重】 70kg
【生年月日】 2004年4月10日
【出身国】 ブラジル
【利き足】 左
【ポジション】 FW
【市場価値】 79億円
主な獲得タイトル
クラブ/代表 | 大会名 | 獲得回数 | 獲得年度 |
PSVアイントホーフェン | スーパーカップ | 1回 | 2022-2023 |
KNVBカップ | 1回 | 2022-2023 | |
U-21 PSVアイントホーフェン | プレミアリーグインターナショナルカップ | 1回 | 2022-2023 |
U-20 ブラジル代表 | CONMEBOL U-20 | 1回 | 2023 |
アトレティコミネイロ | スーペルコパ・ド・ブラジル | 1回 | 2022 |
ミネイロ | 3回 | 2022・2021・2020 | |
ブラジルカップ | 1回 | 2021 | |
カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA | 1回 | 2021 |
プレー映像
まずはサヴィーニョの魅力に迫るためにプレー映像をご覧ください。
これまでの経歴
2024年現在までのサヴィーニョの経歴を簡単に振り返りましょう。
アトレティコミネイロ下部組織
在籍期間 | 2018-2020 |
2018年にアトレティコミネイロの下部組織に入団します。当時、サヴィーニョは14歳でした。
下部組織での活躍が評価され、2020年にアトレティコミネイロ(ブラジル1部)とプロ契約を結びます。
アトレティコミネイロ
在籍期間 | 2020-2022 |
出場試合数 | 35試合 |
得点 | 2得点 |
アシスト | 0アシスト |
2020年6月からトップチームでの練習に加わったサヴィーニョは、同年の9月に行われたブラジルのサッカーリーグであるカンピオナート・ブラジレイロ・セリエAでデビューをします。合流からデビューまで、わずか3ヶ月でした。
トロワ
在籍期間 | 2022-2022 |
出場試合数 | 0試合 |
得点 | 0得点 |
アシスト | 0アシスト |
その後、トロワ(仏1部)へ完全移籍で加入しました。移籍金はクラブ史上最高額となる650万€。
しかし、トロワでの出場はなく、すぐにPSVアイントホーフェン(オランダ1部)にレンタル移籍をします。
PSVアイントホーフェン
在籍期間 | 2022-2023 |
出場試合数 | 8試合 |
得点 | 0得点 |
アシスト | 2アシスト |
2022年7月にPSVアイントホーフェンに加入したサヴィーニョは、PSVアイントホーフェンのリザーブチームであるヨングPSVにも出場することになります。2023年7月までの約1年をこの2チームで過ごしました。
PSVアイントホーフェンではわずか8試合の出場にとどまりましたが、2アシストを記録するなど、その才能を徐々に開放する時期でもありました。
ヨングPSV
在籍期間 | 2022-2023 |
出場試合数 | 9試合 |
得点 | 2得点 |
アシスト | 2アシスト |
ヨングPSVでは、9試合2得点2アシストと、ウィンガーとしては申し分ない活躍をしました。
それらの活躍が評価され、ジローナ(スペイン1部)へレンタル移籍をすることになります。
ジローナ
在籍期間 | 2023-2024 |
出場試合数 | 41試合 |
得点 | 11得点 |
アシスト | 10アシスト |
ジローナでサヴィーニョの実力が完全に開放されます。移籍初年度からスタメンの座につき、一年を通して41試合に出場。ゴール関与の数字も一気に増加し、ジローナの史上初のチャンピョンズリーグ出場権獲得に貢献しました。
マンチェスターシティ
在籍期間 | 2024~ |
ジローナでの活躍に注目をしたのがマンチェスターシティ(英1部)です。2024年7月にトロワからマンチェスターシティへの完全移籍が発表されます。移籍金は68億円でした。
それ以降、マンチェスターシティの監督であるペップの下で信頼を勝ちとり、スタメンでの出場が増えているサヴィーニョ。徐々に新天地でのフットボールに順応しており、アシスト数を伸ばしています。
代表歴(A代表)
出場試合数 | 10試合 |
得点 | 1得点 |
アシスト | 2アシスト |
プレースタイル
両ウィングでプレー可能な選手。プレースタイルとしては「マフレズ+スピード」。足元の技術で相手を揺さぶり、柔らかいタッチで相手を抜いていきます。抜き際でスピードを上げることができるため、推進力をもってシュートモーションに入ることができます。また、試合途中でのポジションチェンジにも適応でき、どちらのサイドであっても違いを生み出せる選手です。
サヴィーニョの魅力
【サヴィーニョの魅力①:ステップを踏むようなドリブル】
Embed from Getty ImagesNEXTマフレズと呼ばれるだけあり、サヴィーニョのドリブルには定評があります。特に、独特のリズム感で相手の逆を突くドリブルはマフレズそのもの。
ボールを受けると、攻撃の道筋が見えているかのようにスルスルと進んでいきます。その際、ブラジルの選手らしく、ダイナミックなシザースで相手を揺さぶります。一度、重心の逆を突かれたDFはスピードも兼ね備えたサヴィーニョに追いつくことはできません。
また、足元の技術に長けている分、ボールロストが非常に少ないです。3人に囲まれたとしてもボールを逃がすことができ、プレス回避からショートカウンターに繋げることもしばしば。
ドリブルに確かな能力は持ちながらも、試合展開に応じて「無理に仕掛けない」という選択ができることも魅力的です。
【サヴィーニョの魅力②:違いを生み出す力】
Embed from Getty Imagesサヴィーニョには「何かをしてくれる」期待感があります。それが「違いを生み出せる選手」の証です。
リヴァプールであればモハメド・サラー、チェルシーであればコール・パーマーのように、「この選手にボールが渡ればチャンスに繋がる」という認識が無意識的に生まれます。サヴィーニョは間違いなくその1人です。
それは、先ほども触れたドリブル技術が卓越しているからです。試合展開を読める、ボールロストが少ない、ドリブルをすれば数人相手にできる。サヴィーニョはこのような選手であるため、ボールを託したくなります。
出場すれば計算ができる選手は多くいますが、期待感を常に抱かせる選手はそう多くはありません。そういった意味で、サヴィーニョには未知数の魅力がまだまだ隠されているかもしれません。
【サヴィーニョの魅力③:クリエイティブな攻撃センス】
Embed from Getty Images読みずらいプレーをするのもサヴィーニョの魅力です。サヴィーニョのドリブル1つをとっても、そのコース取り、スピードを上げるタイミング、抜き技など、どれも事前に予想ができません。
パスやシュートについても同様のことが言えます。
↓サヴィーニョが数人をいなした後に見せるサイドチェンジ↓
このように、自身の特徴であるドリブルを武器に相手をひきつけ、空いたスペースめがけてサイドチェンジをするシーンを何度か目にします。ドリブルをしている際にどのタイミングで逆サイドの状況を把握しているのかは分かりませんが、いずれにしても攻撃センスが高く、自身の武器を的確に使うことのできる選手です。
マフレズの後継者として
サヴィーニョの魅力をお伝えしました。
サヴィーニョは背番号26を背負う選手です。マフレズの26番を継いだかたちになります。間違いなく、シティサポーターは「マフレズの再来」としてサヴィーニョを見ています。
シティが厳選した選手だけのことはあり、自身のドリブルを常に披露するわけではありません。そういった部分もシティの戦術、ペップのスタイルにぴったりです。
熾烈なウィンガー争いから抜け出し、マフレズのようなプレーで観客を楽しませ、結果を出せるかどうかに注目です。
是非サヴィーニョの魅力を踏まえてプレミアリーグを楽しんでください!