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【タイラー・ディブリング】のプレースタイルと経歴は? 変幻自在のドリブラーの魅力とは

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こんにちは!本ブログ運営者のエムログです。

今回はサウサンプトンに所属するFWタイラー・ディブリングについて深堀をしていきます。2024-2025シーズンから再びプレミアリーグに昇格したサウサンプトン。その中心選手は18歳のディブリングでした。サイドから自ら仕掛けるもよし、クロスボールをあげるもよしの選手で、チームの攻撃を牽引しています。

そんなディブリングについて理解を深めたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。

基本情報

【身長】 178cm

【生年月日】 2006年2月17日

【出身国】 イングランド

【利き足】 左

【ポジション】 FW

【背番号】 33

【市場価値】 800万ユーロ

主な獲得タイトル

特になし

プレー映像

まずはディブリングの魅力に迫るためにプレー映像をご覧ください。

これまでの経歴

2024年現在までのディブリングの経歴を簡単に振り返りましょう。

アクスミンスタータウン[-2011]

イングランド南西部にあるエクセター出身のディブリング。地元クラブであるアクスミンスタータウンでフットボールを始めます。

ミルウェイ・ライズ[2011-2012]

2011年に5歳でミルウェイ・ライズに加入します。

サウサンプトン下部組織[2012-2013]

2012年にはサウサンプトンの下部組織へと活動の場を移します。

その1年後、イングランドのデヴォン州にあるエクセターを本拠地とするエクセター・シティに移籍をします。

エクセター・シティ下部組織[2013-2014]

当時、7歳だったディブリング。エクセター・シティでおよそ1年間プレーをし、再びサウサンプトンに戻ります。

サウサンプトン下部組織[2014-2023]

出場試合数81試合
得点21得点
アシスト14アシスト

2014年にサウサンプトンに再び戻ったディブリングですが、2022年までの8年間をサウサンプトンで過ごします。

2020-2021シーズンには15歳の若さでU-18の試合に出場するなど、頭角を現します。その後も順調に成績を伸ばします。2021-2022シーズンには22試合5得点6アシストを記録。

その活躍が評価され、同シーズンにはU-23の試合にも呼ばれました。さらには2試合に出場し、3得点1アシストを記録。サウサンプトン期待の若手として広く認知されるようになりました。

その後も、17歳でU-21の試合に出場するなど、高いレベルで出場機会を得ます。

チェルシー下部組織[2022]

出場試合数2試合
得点0得点
アシスト0アシスト

2022年7月にチェルシーへと移籍したディブリング。当時、チェルシーでのプロ契約を結ぶ約束をしていましたが、チェルシーで活躍することはできませんでした。結果的には2試合の出場にとどまりました。

サウサンプトン[2023-2025]

出場試合数5試合
得点0得点
アシスト0アシスト
※23/24シーズン成績

2023年2月にサウサンプトンと初のプロ契約を結びます。当時、サウサンプトンはチャンピョンシップ(英2部)に位置しており、昇格争いを繰り広げるクラブでした。

そんな中、ディブリングはトップチームで5試合に出場し、2023年12月に3年間の契約延長を掴み取ります。そして、クラブもプレミアリーグ(英1部)に昇格し、ディブリングはプレミアリーグの舞台に立つことになりました。

プレースタイル

右サイドの高い位置を主戦場とする選手。サイドに張った状態でボールを受けると、相手にじりじりと迫ります。その姿はマンチェスターシティFWのグリーリッシュを彷彿とさせます。違いと言えば、ディブリングの方が推進力をもって勝負をすること。ウィンガーらしく縦に突破することもあれば、カットインからのシュートも狙います。また、エゴをだすタイミングはわきまえている選手で、味方のチャンスとあればすぐさまクロスボールを上げます。

タイラー・ディブリングの魅力

【タイラー・ディブリングの魅力①:守備意識の高さ】
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決して守備位置が良い選手ではありませんが、守備への果敢な姿勢は素晴らしいものがあります。

現代フットボールでは、前線の選手も守備意識の高さが求められます。それは個人ではなくて組織で守備をするからです。ディブリングは前線の選手かつ若い選手のため、守備のやり方は粗削りです。しかし、抜かれても追い回す、激しいデュエルも厭(いと)わない姿勢は好感が持てます。

攻撃で違いを生み出せる選手でありながら、これほど献身的に動ける若手選手は非常に貴重な存在です。

【タイラー・ディブリングの魅力②:ドリブルのしなやかさ】
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ディブリングのドリブルはしなやかです。グリーリッシュと比較しても遜色ないほど。ドリブル時の姿勢はやや前傾で、周りが見えていないと思いきやしっかり見えています。

そのため、味方のチャンスが生まれるポイントは把握しており、無理に突破を仕掛けることは少なく、しっかりと味方を使える選手です。2024-2025シーズンには右サイドバックの菅原由勢と組んでおり、その補完性も評価されています。

ディブリングのドリブルは推進力も兼ね備えています。推進力というとアダマ・トラオレやムドリクのようなスピードやパワーを持っている選手が想像されます。ディブリングはそれとは若干異なります。推進力でいえば、ソンフンミンに似ています

ソンフンミンといえば7人抜きの流れから決めたゴールが代表的ですが、あのゴールは1人抜いたらその選手の前に身体を入れ、その選手がボールに触れられないようにドリブルのコースをとっていました。

ディブリングはそれに近いドリブルをします。決してスピードがあるわけではありませんが、何人もの選手を置き去りにできる選手です。

↓アンダー世代で決めた、推進力のあるドリブルからのシュート3連発↓

【タイラー・ディブリングの魅力③:ビッグクラブからの熱視線】
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2024‐2025シーズンの開幕節からのディブリングの活躍は凄まじく、常にビッグクラブが監視する対象になりました。

試合によっては活躍できないこともありますが、ほとんど試合で違いを見せる選手です。それを18歳という若さで、そしてプレミアリーグの舞台で見せています。

数少ないnextブレイク必至の選手です。

そんなディブリングですが、マンチェスターユナイテッドから獲得検討の噂が出ています。これに対して、サウサンプトン側はディブリングを手放す選択肢はないとしています。ですが、サウサンプトンやディブリングにとって好条件であれば、交渉の場につくとしています。

今シーズンの活躍を続ければ、このような移籍にまつわる話が次々と浮上してくることと思います。

ワンクラブマンorステップアップ

タイラー・ディブリングの魅力をお伝えしました。

魅力③でもお伝えした通り、ディブリングにはビッグクラブが関心を寄せています。しかし、若くしてビッグクラブに渡り、失敗をしてしまう選手は多くいます。そのようなことを踏まえると、サウサンプトンでプレーを続け、現代には珍しいワンクラブマンとしてクラブに忠誠を誓うことも悪くないかもしれません。

是非タイラー・ディブリングの魅力を踏まえてプレミアリーグを楽しんでください!

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