こんにちは!本ブログ運営者のエムログです。
今回はレスターに所属するMFウィルフレッド・エンディディについて深堀をしていきます。レスターの中盤を運動量で支配。特に守備に関しては一級品。
そんなエンディディについて理解を深めたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。
基本情報
【身長】 183cm
【生年月日】 1996年12月16日
【出身国】 ナイジェリア
【利き足】 右
【ポジション】 MF
【背番号】 6
【市場価値】 1950万ユーロ
主な獲得タイトル
レスターシティ
FAカップ:1回 (20/21)
チャンピョンシップ:1回 (23/24)
コミュニティシールド:1回 (21/22)
プレー映像
まずはエンディディの魅力に迫るためにプレー映像をご覧ください。
これまでの経歴
2024年現在までのエンディディの経歴を簡単に振り返りましょう。
KRCヘンク [2015-2017]
出場試合数 | 83試合 |
得点 | 7得点 |
アシスト | 1アシスト |
エンディディのトップチームでのキャリアはベルギーのチームであるKRCヘンクから始まります。それ以前はナイジェリアのチームであるナス・ボーイズというチームの下部組織に所属していました。
ヘンク加入時にはCBを任されていましたが、一度守備的MFでの出場があり、それ以降は守備的MFとしての起用が定着しました。
2016年4月のクラブ・ブルッヘ戦では時速111kmの弾丸シュートを決め、ベルギー年間最優秀ゴールとジュピラー・プロ・リーグの年間最優秀ゴールを同時受賞しました。
ヘンクには約2シーズン在籍していましたが、そのほとんどの試合に出場し、チームの躍進に貢献しました。この活躍が認められ、推定1500万ポンドの移籍金でレスターシティに加入します。
レスターシティ [2017-2025]
出場試合数 | 273試合 |
得点 | 17得点 |
アシスト | 17アシスト |
2017年1月にレスターに加入したのち、すぐさまレギュラーの座を掴みました。
16/17シーズンの冬の移籍で加入したエンディディは、同シーズンの夏の移籍でチームを去ったエンゴロ、カンテの後釜として期待されていました。その期待に応えるようにみるみるチームにフィットし、シーズン終了後にはクラブの「シーズン最優秀若手選手賞」を受賞しました。
18/19シーズンにはプレミアリーグ全選手の中で最多となる143のタックルを記録するなど、若くしてその才能を開花させました。
19/20シーズン以降も1年で30試合から40試合に出場し、レスターを牽引する存在になりました
そんなエンディディですが、毎年移籍期間に入るとビッグクラブへの移籍が噂されます。本人曰く「どこにも移籍をする必要はない」と考えており、レスターとの契約を忠実に守っています。
プレースタイル
中盤の低い位置を務める選手です。攻撃よりは守備に特化した選手で、長い手足を活かしたボール奪取が得意です。また、ボールを保持している際のリスクマネジメントがしっかりしており、攻撃から守備へ切り替わった際にはいち早く相手を潰しに行きます。
ウィルフレッド・エンディディの魅力
【ウィルフレッド・エンディディの魅力①:迫力ある守備】
Embed from Getty Imagesエンディディと言えば「守備」。
それも対人守備は世界屈指のレベルで、そうそう抜かれることはありません。例えあったとしても、身体能力を活かしたスライディングタックルで再度奪いに行きます。
エンディディが守備が上手い理由の一つとして、かつてはCBを主戦場にしていたことがあげられます。相手にボールが入る前に「インターセプト」を狙い、相手にボールが入ると「前を向かせない」。そういったCBの基本的な動きを中盤で披露します。
また、危機察知能力が高く、相手カウンターの芽を潰しに行くことが非常にうまいです。その際のにファールをして止めるのか、しないで止めるのか、この辺りの判断も迷いがありません。
【ウィルフレッド・エンディディの魅力②:攻撃に繋がるパス】
Embed from Getty Images守備ばかりに注目が集まるエンディディですが、実は「攻撃に繋がるパスを出せる」強みがあります。
それは、中盤の深い位置ならではの「ピッチ全体を見渡せる」「ボールキープ時に相手のプレッシャーを受けにくい」などの利点を活かしているともいえます。
特に、縦パスを入れる場所とタイミングが高センスです。通常、守備的なMFがボールを奪うと、まずはボールを保持するために、すぐに奪われないように、近くにいる味方にボールを預けます。もしくは、ロングフィードでカウンターに繋げつつ、ボールを奪われるという最悪のパターンを回避します。
しかし、エンディディの判断は「ゴロボールでの縦パス」が多いように感じます。もちろん、状況に応じて近くにいる味方にボールを預けることもありますが、他の同ポジションの選手に比べてそのようなハイリスクハイリターンな判断を好みます。
つまり、いち早くゴールに到達するためのパス選択をします。
それはチームの戦術的な面もありますが、エンディディの実力と自信あってのプレーだと思います。
【ウィルフレッド・エンディディの魅力③:豊富な運動量で攻撃にも参加】
Embed from Getty Imagesエンディディのスタミナは驚異的です。中盤で守備を得意とする選手の中でもスタミナは頭一つ抜けている気がします。
エンディディはそのスタミナを攻撃参加に使います。味方の選手が前線で起点を作ると、エンディディは持ち場を離れ、スルスルッとゴール前に上がっていきます。
元々CBだったことは先述した通りですが、やはりヘディングは強く、相手のゴール前では脅威になります。
また、クロスに合わせるような動きだけでなく、3列目から相手の背後へランニングをしたり、自身でボールを運ぶなど、とにかくピッチ全体を走ります。
このような守備だけに特化したMFではないこともエンディディの魅力です。
今後もレスターの中盤を支配するのか
ウィルフレッド・エンディディの魅力をお伝えしていきました。
エンディディはレスターで長く愛されている選手で、これまでの動向をみると、この先もレスターで活躍を続けていくのだと思います。
ハイクオリティな守備から生まれる攻撃への転換は、一流の守備的MFであってもとても技量のいることです。そのパフォーマンスを維持しているエンディディにはまだまだ魅力があると思います。
是非ウィルフレッド・エンディディの魅力を踏まえてプレミアリーグを楽しんでください!